国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の言いにくいもの・言いやすいもの   かふた

「ノー」ということばは、ときとしてたいへん言いにくいことばだ。しかし、言うべきときに、言わないでいると、相手に思いもよらない迷惑をかける。「忘れました。」もそのひとつだ。このことばを言うとき、知らないあいだに、声が小さくなったり、不明確になったりしやすい。それよりも、なぜ忘れたかという言いわけのほうが、口からさきに出てくる。しかし、そういう言いわけは、責任転嫁にきこえるだけで、なんのききめもない。「忘れました。すみません。」という、責任感から出たことばだけが、相手の心をほぐす力がある。それを言ったあとで、忘れるようになった事情をのべれば、それは責任のがれではなく誠意のこもったことばとして、相手の心に通じるのである。
 私にも似ている話がある。私は昴という塾に通っているのだが、ある日宿題を忘れてしまった。それでも、なかなか言い出せず先生から、あてられてからやっということができた。それに長文に書いてある通り、声も小さくなったり、不明確になったりしていた。まるで、大きい人間から、小さい蚊になったようだ。
 もう1つ似た話がある。それは、ビデオでとっておいたアニメを見ているときにいきなりテレビがとまってしまったので、
「どうしようー?」
と思っていたら、お父さんが帰ってきた。そしてテレビをつけてビデオを見ようとした。だから、私は、とまどいながらも
「ごめんなさい。ビデオがとまってしまって、なおすことができなくなったんだけれど…。」
とあやまった。しかし、お父さんはおこらずに、すぐなおしてくれた。私はほっと胸をなでおろした。
 私はこの長文を読んで考えてみれば、言葉にも言いやすいものや、言いにくいものがあるんだなとわかった。

   講評   taimu


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