国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一寸の虫にも五分の魂。   ★takenoko★

 あなた方はとくと考えたことがあるでしょうか、今も日本がすばらしい手仕事の国であることを。西洋は機械の動きがあまりに盛んで、手仕事の方は衰えてしまいました。全て機械に任せてしまうと、第一に国民的な特色あるものが乏しくなってきます。残念なことに日本には、かえってそういう手の技が大切なものだという反省が行き渡っていません。それどころか、手仕事などは時代に取り残されたものだという考えが強まってきました。
 最近、手作り商品というと、なんか嫌だ。しかも、手作り「テレビ」「エアコン」「パソコン」ましては「飛行機」とか、聞いたことも無い。最近、「手作りより機械」の方が勝っている。周辺だと、横浜の海岸沿いの工場群などがそうだろう。日清や味の素、IHI・・・。でも、一番手作りが無い国は、中国だろう。家電などは、全て「MADE IN CHINA」と書いているぐらいだし、ニュースで話題の「一口餃子(with 農薬)」などはまさしく工場で機械が作っているのだろう。MADE IN CHINAで無くても、インド製造や、インドネシア製造など、アジアが多い。でも、食品が機械で作ると、めっちゃくちゃ怖い。昔の人は、全てが手作りだった。(船、お皿、筆、食品・・・)機械で作ったものは、きれいで差が無くて、いいけれど、手作りだとその差と手作り感がいい。学校の図工では、手作り感がどういうものかがきちんとわかった。自家製「宝箱」「手帳」「彫刻」「船」・・・。そりゃあ、機械の方がいい。でも、やはり、一番は手作り!それがよくわかる・・・。手作りと機械製、まるで月とスッポンだ。
 前、テレビでやっていたが、普通の人は、機械物より手作りのほうが好きらしい。手作りのはがきと、パソコンで印刷したはがき。手作りと人形と買った人形。自分で書いた紙とパソコンで印刷した紙。図書館で調べるのとパソコンで調べるの・・・。手間や信頼性、絶対性は確実にパソコンで印刷したり買ったりしたほうが上だ。でも、人形の継ぎ目、手作りはがきの下手な絵、紙に書いてある汚い字・・・。やはり、手作りは、何かが一歩上手だ。でもその一歩がわからない・・・。
 機械で作られたものは、完成度が高いけれど、手作りのもののよさにはかなわないということがわかった。そして、ブランドの名前や作った人の名前が刻まれていない、職人の作った手仕事の品物にこそ、魂がふきこまれ、親切に作ってあるものだということがわかった。一寸の虫にも五分の魂。長所も短所だなぁ。

   講評   jun

 手仕事の国である日本においてさえも、手仕事の良さが軽視されてしまうというのは残念なことですね。要約部分は、もう少し長くしてよいので、筆者の意見を盛り込むとよかったと思います。また、元の長文が敬体でも要約するときは常体でまとめましょう。
 電化製品や飛行機など、手作りではなく機械で作った方がよいものもたくさんあることは事実です。正確さが求められるものや大量生産しなければならないものは機械で作るのが適しているでしょう。しかし、★tekenoko★君も指摘しているように、手作り感を大事にしたいと思うのは人間の自然な感情だと思います。年賀状でも、パソコンで印刷されたものよりも手書きのものをもらった方がうれしいですよね。
 機械で作ったものにも手作りのものにも、それぞれよさはあるけれど、手作りのものには心がこもっているという点がいちばんの違いかもしれませんね。

▲「なんか嫌だ」→「どことなく嫌な感じがする。」
 「めちゃくちゃ怖い」→「非常に怖い」
 話し言葉は使わずに表現を工夫しましょう。
                             

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