国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2356 今日1937 合計11291
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ある朝、私は一冊の   まじめさん

 少年時代にいつもそうしたように、私は家の裏の庭へ入った。そこにはまだ日が当っていなかった。ヒルガオの花が、私の顔に触れた。それを摘み取って口にくわえた。私は、トカゲを両手に捕り光沢のある、小さな宝石のような眼をのぞきこみ、少年のころの狩りの楽しみの余韻を味わいながら、そのしなやかで力強いからだと固い足が私の指のあいだで抵抗し、突っ張るのを感じた。                            確かに、昔を懐かしむ事は良いことだと思う。僕の体験では、小学生の頃に中学受験のために一生懸命に勉強したことだ。小学校が終わると、毎日近く塾に行っていた。さらには、塾に行ってしまうので、なかなか小学校の友達と仲良く遊べなかった。塾に行く際は、必ずテスト勉強をしておかないとテストの点が悪いとクラスも落ちるので大変だった。そういった事を何回もしてきた。受験の日はとても緊張した。でも、合格した時はとても嬉しかった。受験の事以外でも、僕は漢字検定準二級を持っている。準二級は高校一年レベルで、案外簡単にできた。しかし、二級にもなるとすぐには、合格できない。だから、何回も練習しているがうまくできない。でも、いつかはできて本番のテストで合格できるようになると思う。その合格とは、今まで自分が頑張ってきた成果が出てるからだ。こういうのが、僕の昔からの懐かしいことだである。ようは、頑張っていく事だから今ここに僕がいると思う。                           しかし、昔ばかりの事では一つも進歩がない。昔の本で『桃太郎』がある。この本は、桃の中から小さな子供が出てきてその子は鬼がいる場所へ行き、鬼退治をしに行く。行く時は、他の動物を連れきび団子をあげたりした。一生懸命鬼を退治した。そして、宝箱を持って帰ってくるお話しだ。このように、桃太郎が立派に成長して、新しい目標を考えそれを持って前進していくべきだと思う。                         昔を思い出にひたる事や捨てる事が大事なことではなく、「脱皮できないヘビは滅びる」という名言があるように自分がこれから成長していく中で前進をしていく事が大切なことだ。僕も、このようにもっともっと成長して一人でも困らないようにしていくべきだと思う。

   講評   utiwa

 こんちにちは、まじめちゃん。いつもしっかり暗唱にとりくんでいますね。
前回のデータが間違えて10.3週で送られていました。評価コメントが入れられないのでこちらで訂正しましたが、次回から作文を送信するときは週を確かめてください。
さて、今回は少年時代を懐かしむ話です。思い出をたどる場面が抒情的に書かれていますが、最後に列車の音を聞き青年期への旅立ちを決意するという場面で終わっているところがミソです。つまり、「懐かしむこと」と「それではいけない。成長がない」と感じるという2つが同居しているのです。今回まじめちゃんが書いた意見AとBもその物語の考え方に沿ったものになっていますね。構成はよいです。ただしアドバイスがあります。意見のあとには簡単に理由を入れます。「懐かしむのは大事だ」のあとに「なぜなら、昔の自分があってこそ今の自分がいるからだ」など。体験実例はとても詳しく書けていて、実感がこもっている点がよいです。構成メモが役立っていますね。アドバイスがもうひとつあります。昔話実例の段落ですが、桃太郎の話で終わるのではなく、段落の最後は一般化してまとめ、作文の本筋に戻ることが大事です。以下のような文章をつけ足します。「人間はひとつのところにとどまっていることはできない。転がる石にこけははえない、ということわざのように常に目標を持つことだ」など。
これらのアドバイスは、次回の意見文のとき参考にしてください。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)