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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勝ち負けの使い方   snow boy

この前、と言ってもずいぶん前だが、学校で体育祭があった。ぼくの学校のチームの分け方は住むところが東ならばチームは「東」、もし住んでいるところが西ならばチームは「西」というようになっている。僕は時々この分け方は一般的なのか、それとも普通ではなく珍しいのか、わからなくなる。まあそれはどうでもいいのだが、僕のチームは「東」だった。前の年は「西」のチームが勝っていて、どうやらその前のときも向こうのチームが勝っていたらしい。僕は、『今年こそ勝ってやる!』と燃えていた。そして今年は「東」のチームが勝った。勝ったときのうれしさはすごいものだと僕は思う。逆に、負けたときの気分は悪いものだ。やっぱりこういうスポーツには勝ち負けがあった方がいいと僕は思った。

確かにスポーツには勝ち負けが必要だ。なぜなら勝ち負けがあることによって、人間は熱心に取り組むことができるからだ。いい例として、体育祭が始まる前の昼休みなどをつかって、クラス対抗リレーの練習をしていた。そのときはみんなあくまでも練習だと思いながら走っていたのだが、いざ本番、というよりも勝敗を決めるときになると、みんなとても真剣に走っていた。こういうことならいくらでもあると僕は思う。

しかし、あんまり勝ち負けにこだわるのはよくないという考え方もある。なぜなら、勝ち負けにこだわると、相手のミスを喜ぶような心理が生まれるからだ。その実例として、この前、ワールドカップがあったとき、日本の対戦相手がミスをすると、思わずみんな拍手してしまう。このような例もまだいくらでもあると僕は思う。

このように勝ち負けにはいい面も悪い面もある。しかし、大事なことは、勝ち負けがよいか、悪いかということではなく、その勝ち負けをとを通して、互いが成長していけるかどうかということではないか。確かに、人間は目先の勝ち負けにこだわって、しまうという心理がある。しかし、「Aという見方もよい。Bというみ方もよい。しかし、大事なことは、Cという実行である。」のように、二つの対立物を次元を超えて総合化するということが大事だとぼくは思った。

   講評   kanera


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