低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2356 今日810 合計10164
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   楽しむ勝ち負け   のここ

 この前の体育の授業で、C組対D組のサッカーの試合をやっていた。僕は、ただ勝つことだけを考えていて、楽しんでやろうとは全くと言っていいほど考えていなかった。そうなると、みんなが燃えてしまい、ファールなどがたくさんでて、先生も「はらはらドキドキだ。」と言っていた。結局、僕のクラスが勝ち、とてもうれしかったのだが、けが人は多いし、負けたクラスはすごく元気がなさそうに見えた。これで体育の授業はすっきりしないで終わった。
 確かにスポーツなどをやる時には、勝ち負けがとても必要になってくる。勝ち負けがあるからこそ、人間は集中して熱心に取り組むことが出来るからである。例えば、僕が小学校6年生の時に、リレーの練習をしていた時のことをよく覚えている。先生は、絶対に勝ちたいと思っていたので、毎日熱心に教えてくれていた。生徒の中にも熱心に取り組んでいる人が何人かは見受けられた。しかし、別に勝たなくてもいいとなまけている生徒も何人かいた。もちろん僕はそんな生徒ではない。なまけている生徒には、リレーのつらさを誰よりも知っている先生がおもいきり怒った。あまり人から怒られてやるというのは、自分の力になりにくいのだが、とにかくやるだけでも違うらしい。そして、なんとか第一位になることが出来た。
 しかし、勝ち負けにこだわらずに、楽しんでやるということも大事だ。勝ち負けにこだわってしまうと、相手がミスをした時に、喜んでしまうような心理が生まれてしまうからである。例えば、牛とカエルという昔話で、子ガエルに「牛のおなかはこんなに大きいんだ。」と言われたお父さんガエルは、「それはこれくらいかな。」と自分のおなかをふくらませているうちにパンクしてしまう。それに、ずっと前の話だが、サッカーのワールドカップをテレビで見ていた時、日本の相手チームがミスをすると、思わず喜んでしまった。相手のミスを喜ぶということは、自分のチームにとってはうれしいことではあるが、楽しくやるという面から考えてみると、相手をバカにしているとしか思えない。楽しむには、お互いが相手の文句を言うようなことは絶対にしてはいけないだろう。
 勝ち負けが大事だと人間は思いがちであるが、私たちがお互い仲良く楽しめることにスポーツのおもしろさがあるように、どちらかが勝ってどちらかが負けるという結果に、文句を言ったりバカにしたりしてはならない。お互いの人間、もしくはチームが気持ちが通い合えるようになり、お互いに成長し合っていくことが大切なのではないか。もしミスをしてしまっても、「ドンマイ。」という言葉をかけてくれる人は必ずいる。とにかく自分のおかしたミスはやってしまったことだから仕方がない。そのミスのことは忘れて現実を見ていきたいものである。

   講評   iyo

 こんにちは。11月もこの調子で取り組んでいきましょう。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)