低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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命のみなもと・お米とお水 はなはな
石高はその国の豊かさ、大きさを表した言い方です。人々の暮らしや社会のありかたが、お米を基本とすることで成り立ってきた国。お米は私たちの気づかぬところで、いつもわたしたちといっしょです。わたしは、この話を読んで、お米は日本人の生活にとってとても大切なものだと思いました。
昔はお給料もお米でもらっていたという話を聞いて、お米は日本人の生活の中心にあったのだということがわかりました。武士は一日に二合以上のお米を食べていたと聞いたことがあります。自分以外に家族も養わなければならないし、農民は年貢に苦しんでいたという話も聞いたことがあります。人々の生活は苦しかったでしょう。今と違って、お金持ちでなく、お米持ちが裕福と考えられていたのですね。これも私にとっては初めて知ったことで勉強になりました。私はおこづかいがお米だったら何だかいやだなあ。お金にかえて、お買い物がしたいなあ。
お米がどれほど大切なものだったか、おばあちゃんに聞いてみました。
「昔はお米を粗末にすると目がつぶれる、目が見えなくなると言われ、お茶碗やお釜に残った最後の一粒まで大切に食べたんだよ戦後は食べ物が不足して、お米を食べたくても食べられない時もあった。真っ白いご飯はお正月しか食べられなかったよ。」
おばあちゃんの話からもお米が私たちにとって、とても大切なものであることがわかります。
また、この文章を読んで初めて、田んぼがダムの働きをしていたことも知りました。人間が生きるために必要なお米も水も田んぼが作り出すなんて、田んぼはすごいし、それを作り出した人間、わたしたちの先祖もすごいなと思います。
毎日食べるほっかほっかのおいしいご飯・・・その恵みに感謝して昔の人たちのように一粒一粒を大切にして食べようと思いました。
講評 inoko
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