創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大吉か大凶か   ファイナルフラッシュ

 ピーケーかあ。ぼくは心の中でつぶやいた。試合は同点、勝負はピーケーにもちこまれた。順番はキャプテンについで二番目だった。こっちは後攻で、相手チームの一人目がボールを置いた。ぼくはまるで神に願っているかのように手を合わせ、はずせ、はずせといのった。ですが相手チームの一人は決め、うれしそうにガッツポーズをしていた。次はこっちのチームの一人目がボールをていねいに置いた。ぼくは前にチームでの練習したことを思い出した。その時はちょうどピーケーの練習をしていて、コーチが話していた。
「右ききの人のける場所は左上、左ききの人に理想は右上。」
と、ねっしんな顔をしていた。ぼくは左上にけるかなあ、とじっと見ていると見事に左上に入った。相手チームは手をくんでいた。
ぼくたちは
「負けても泣かないようにしよ。」
と体をほぐすために足ぶみや、ジャンプをした。
 そして相手の二人目がけった。二人目は真ん中だったので、外したか、と思ったけど、キーパーがい力でおしこまれ、入ってしまった。ついにぼくの番が来た。まるで豪華な高級品をとりあつかっているかのようにていねいにボールを置き、練習で聞いたことを思い出した。
「右ききの人の理想は左上の所だ。」
その言葉を右足に集中させ、おれならぜったいに決められる。ぜったいに決められる。と二回くり返し、左上に思いっきりけった。そして目をとじた。「オー」というかんせい。
「すごいぞすごいぞ。」
という声。目を開くとボールはみごとにネットをゆらしていた。ぼくは思いっきりガッツポーズをした。その時はまるでのどにつまっていたはり金が急にとれたみたいな感じだった。残りの三人もみごとに決め、試合に勝利した。
 帰りの車でぼくはお父さんとお母さんに、
「あの時はすっごく気持ちがよくて、心の中がすごくすっきりしたんだ。」
お父さんとお母さんはにっこりした。
 今でもあの感じは忘れません。

   講評   kamo

 読解問題にちょうせんし、清書もパソコンから送ってくれたね。
 自分で入力したのかな? 長い時間をかけてがんばってくれました。ますますいい作品になったね。清書のときは、こうやってまたパソコンで送ってくれるといいね。
 では、11月からもまたがんばってやっていきましょう!
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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