創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2569 今日1344 合計3957
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   笑う門には福が来る 陰気な門には不幸来る   しちみ

 「笑う門には福が来る」のであって、福が来るから笑うのではない。自分から運をよせつけないで、「私は運が悪い」となげく人は多いが、それは自分の責任である。困難のない人などない、これが人生の運を考える時の大前提である。
 身近にも、自分がまねいた不幸をなげく人はいっぱいいる。私の成績が悪いが、Aちゃんはその私より点数が悪い。それは、Aちゃんが「テストの点数を良くしよう」という努力をしないからである。宿題でめんどうなものがあると、そのままにしておき、いつも私のノートを見てやっているし、分からない問題があると、考え方を聞くのではなく、式と答えを丸写しにしている。そして点数が悪いと、
「勉強量は同じくらいなのに、七海は運がいいんだね。」
と言う。別にカンニングされても自分が損をするわけでもないのでノートをかすまではいいのだが、そこまで言われるとこっちも困る。ノートを丸写しにしているんだから、考え方が分からなくなり、テストの点数が低くなることは分かっているはずだ。私だって低いなりにがんばっているのだ。じゅくに行ったり、宿題が一ページだったら時々二ページにしたりしている。努力すれば何でも完ぺきになるわけではないが、少しは良い結果になるのだ。Aちゃんももっと勉強量を多くすれば、私なんて軽くこしてしまいそうなのになぁと思う。
 私は伝記を読んでいてつくづく思うのだが、えらくなるような人は、運がよくてえらい地位についたのではなく、人に信らいされるよう努力してえらい地位についたのだ。、例えば今まで知らない人はいない坂本龍馬だって、ペリーが黒船に乗ってやってきたとき、外国は日本がかなう相手ではないと知って長崎とさつまに同めいをむすばせる努力をし、有名になったのだ。マザーテレサも宮沢賢治も、貧しい人や弱い立場の人につくして信らいされるようになったのだ。
 人にとって運とは、日ごろの努力の積み重ねによって得られるものである。日ごろの行いが悪ければ、人に信らいされなくなり、運はにげていく。運が良くなりたいのなら、石の上にも三年というように、日ごろ小さいことでも気をまわす努力をすることが大切なのだ。

   講評   onopi

 ユーモアのあふれる題名が書けました。長文にそった実例が書けています。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)