創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   交話機能というのは   ウルトラマン

 交話機能とは、ことばが持つ、人と人との気持ちを結び付ける作用である。人は他人に出会うと、心の中に警戒や不安を持つ。この緊張をほぐす役割があいさつなどの言語行動である。一見無駄に見える話にも潤滑油としての働きがあるのだ。
 確かに言葉には潤滑油としての役割があり、それを生かしていくことが必要だ。僕の学校にも、「朝のあいさつ運動」というものがある。これは生活委員会の当番である何人かの生徒が、朝校門の前に並んで、登校してくる生徒にあいさつをするという取り組みだ。
 「朝のあいさつ運動」があることによって、毎朝学校に着いたときに、少しほっとした気持ちになれる。やっぱりこれも、学校での緊張感が少しほぐれたのだな、と思った。
 しかし、潤滑油としての機能だけで、中身のない話ばかりというのも困る。例えば、僕の塾の先生は、少し頭を休めるために、時々授業中に少しだけアニメやマンガの話をする。その話が終わると頭がリフレッシュして、また勉強に集中できるのである。しかし、もしこの話がずっと続いてしまうと、逆に頭が疲れてしまうと思う。ほどよい時間で話し終わることが大切なのである。
 このように、言葉には、潤滑油としての働きと内容を伝える働きの両方がある。しかし、大事なことはその二つの働きが対立しているのではなく、お互いに助け合っているというこtこである。価値ある中身を伝えるために、潤滑油を工夫するということを忘れないようにしたい。「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。」という言葉があるように、いくら良い中身を持っていても、それがうまく使われなければ、役割を果たしたことにならない。中身と表現を両立させていきたい。

   講評   hira

 近年、なるべく多くの人の話を聞こうと講演会に出かけますが、やはり話のうまい人は「潤滑油」を上手く取り入れていますね。漫才で言うと「つかみ」でしょうか。まとめてくれたように、良き中身を伝えるべく潤滑油を活用していきたいものですね。是非、作文を活用して、自分の中の良き中身と表現力(項目で言うとユーモア、名言の引用かな)を鍛えていってくださいね。
■第一段落 要約
 キーワードを落とさずまとめられた。
■第二段落 複数の意見一 体験実例
 潤滑油としての言葉の良さについて述べられた。あいさつ運動はぴったりの実例ですね。話をしていても思うけれど、実例の出し方が的確。上手くなったね。最後の一文、文意が通らないので修正しておきましょう。
■第三段落 複数の意見二 昔話実例
 「もし」を使って、言いたいことにあわせて実例を加工できましたね。
■第四段落 総合化の主題 名言の引用
 よく理解してまとめられています。






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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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