国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   交話機能とは..   snow boy

 交話機能とは、簡単にいえば、ことばがもつ、人と人との気持ちを結びつける作用をさすものである。人は他人と出会うと、心の中に警戒や不安を持つ。この緊張をほぐす役割が挨拶などの言語行動、コミュ二ケーションである。一見無駄に見える話にも、潤滑油としての動きがある。例えば、町中で真夜中あたりに人影の全くない時、あるいは、遥か離れた山道などで、見知らぬ人に出会ったとき、僕たちは何となく不安な気持ちになり、緊張することがある。そんな時、思いがけなく相手が一言『今晩は。』などと、声をかけてくれると、急に気が楽になって、思わず弾んだ声で挨拶を返して行き過ぎる、といった経験を持つ人は多いだろうと思う。

 確かに言葉には、潤滑油としての役割があり、それを生かしていくことが必要だ。僕も、朝学校で、あった人には挨拶をしている、もしそのときあった人のことを知らなくても。すると、さっき例でいったようにその人に自然に親しみを感じてくる。

 しかし、潤滑油としても機能だけで、中身のない話ばかりというのも困る。”よくお母さんが電話をすると、なかなか話しが終わらず困ってしまった。”ということはどこにでもあると思う。その話に耳を化向けてみると、話の内容はほとんどが潤滑油というものであることがわかる。

 このように、言葉には、潤滑油としての動きと内容を伝える動きの両方がある。しかし大事なことは、その二つの動きが対立しているのではなく、お互いに助け合って、いるということである。価値ある中身を伝えるために潤滑油を工夫するということを忘れないようにしたい。『トランプが生きていつのは、それが実際のプレーに使われている時である。』という名言がある。いくらいい中身を持っていてもそれが使われなければ、役割を果たせたことにはならない。中身と表現を両立させていきたいと僕は思う。

   講評   kanera

【構成】…
<●複数の意見>は,若干コンパクトですが,項目を十分に意識した取り組みになっています。いいですねー。

【題材】…
「正しい書き言葉」というものなどないんだけど,<◎体験実例>のところで「さっき」という表記がなされている点について,「すでに述べたように/前述のごとく/先に挙げた例のとおり」などなど…と時と場合に応じて表記も使い分けられるようにするといいですよ。<●昔話・長文実例>はやりづらい項目ですのでこういうので十分です。

【表現】…
<●名言の引用>クリアです。

【主題】…
<●総合化の主題>も問題ありません。

【字数・内容・表記】…
字数が777!


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