国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日3263 合計58823
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人類全過程   しんご

フィンランドの保健担当機関が15年にもわたる調査の結果、健康管理をしたグループの方が健康管理をしなかったグループよりも病気になった人の数が多かったということがわかった。過保護が依存心を生み、自律が自立につながり、生きる活力を鈍らせるという例は、子供の育て方にも当てはまる。最近の子供は動物として活動する場や機会が少ない。本来、子供は動物の子供と同じで、成長するに従い、さまざまな状況にぶつかり、自分の本能と相談しながら行動の仕方を選択することを覚えてゆく。
 確かに、過保護や管理は人間の生きる力を弱める点でよくない。私は、小学校高学年の時に塾に通っていたが、それは自分の意思ではなく親に無理矢理行かされていた。そのため、塾に行っても全く意味がなくすぐにやめてしまった。しかし、高校生になった今、私は塾に行っているがそれは自分の意思である。それにより、入塾した時よりも成績があがり、前よりも勉強が好きになった。
 しかし、保護や管理が必要なこともある。それは、子供は決してひとりで育つわけではないからだ。昔話の桃太郎も、モモから産まれたあと、おじいさんとおばあさんがほったらかしにしていたら、やはり昔話の主人公にはならなかっただろう。おじいさんやおばあさんがきびだんごを作ってあげるなどの優しい愛情をこめて育てたから、立派な少年になったのだ。
 保護や管理はそれ自体がいいのでも悪いのでもない。大事なことは、それらが人間の成長に応じて適切になされることだ。保護や管理は手段で、人間の成長が目的だということを常に考えておく必要がある。「大切なのは健康らしい外見ではなく健康自身である」という言葉がある。保護をする中身をまず考えていくべきだ。

   講評   suzuyo



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)