国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   時計を選ぶときには(感)   まいう

□時計を選ぶ時に文字盤がアナログかデジタルかという選び方がある。情報として考えるならば、デジタルは、より正確な情報をドライかつ明確に表示することには優れているが、前後との関連や全体の中での位置づけを表すことには不向きだ。一方のアナログは、全体の傾向や位置づけを表すのは得意だが、細かい部分を見るにはわかりにくい。人間の脳にも右脳と左脳があるように、時計のデジタルとアナログも共存共栄で発展していくだろう。
この文章を読んで一番感じたことは、アナログとデジタルの両方を生かせるような人間になりたいということだ。
□そのためには、まず第一の方法として、アナログ的な見方ができるようにしておくことだ。「複数の意見一」その一つの例は、料理である。私自身は料理が苦手である。だからこそ感じていることがある。この料理おいしそうだな、作ってみようかなと思っても、レシピに、塩、コショウ、大さじ何杯だの小さじ何分の一だのと書かれているのを見ただけで、「めんどくせー」と一瞬にしてやる気が失せる。私と違って、料理を難しく考えていない料理上手な人は、レシピをざっと見ただけで、どういうふうに作ったらいいかわかってしまう。そして、計量カップなどでいちいち量らずに感覚で作ってしまうことができる。おそらく料理をアナログ的にとらえることができるのだろう。「体験実例」
また、仕事に限らずを物事を考えたり、説明や整理する時、数字や言葉の羅列だけではわからなかったり、伝わりづらいことがある。これを図解したりグラフ化すると、問題がクリアになることが多い。これはデジタル的な数字や言葉の羅列が、視覚に訴える図解やグラフ化するといった、アナログ的な表現にすることで得られるメリットである。
□第二の方法はもちろん、デジタル的な発想もできるようにしておくことだ。「複数の理由二」例えば、仕事においてである。「予算の打ち合わせ、明日の午後から◎◎さんとするから、○○さんも出てね」と時間を明確にしないでアバウトな言われ方をしたことがある。ビジネスにおいて打ち合わせの開始時間は明確にするのが常識だと思っていたので、少し驚いた。その時は一瞬何も聴かずにやりすごしてしまいそうになったが、時間が明確になってないと、それに向けての心の準備などがしづらくなんとなく気持ちが悪い。次の瞬間「何時からですか」と聴いた。時間が明確になった瞬間、気持ちが晴れ、その打ち合わせに向け何をしておくべきか考えるエンジンがかかったのを感じた。ビジネスにおいて時間や納期を明確にするか否かで、成果に大きな違いが出るように思う。
□確かに自分の得意なものを伸ばすという考えもよい。しかし、私はアナログとデジタルの両方を兼ね備えた人間になりたい。『すべてに効くという薬は、何にも対して効かない』という言葉がある。「名言の引用」アナログかデジタルかどちらかを万能視するのではなく、両方を使いこなすことが大切だ。「総合化の主題」遊びでもデジタルなニンテンドーDSも楽しいが、アナログ的な体を使ったスポーツや子供の頃によくやった、鬼ごっこやかくれんぼもどちらも楽しいようにだ。

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。アナログとデジタルの両方を生かせるような生き方について、適切な体験実例を挙げていい文章が書けましたね。
 アナログの例としての料理は、共感できます。料理上手な人は確かに「計量カップなどでいちいち量らずに感覚で作ってしまうことができる」ようですね。そんな人の隣で料理本とにらめっこしていると、馬鹿にされてしまいます。が、料理上手な人は勘で作れるため、「教えて」と言われると戸惑うこともあるようです。勘(アナログ)を、誰にでもできるように数値化(デジタル化)したのが、レシピなのでしょうね。
 会議の例は、社会人ならではの体験が活かされています。なるほどそうなのかと思わされます。
 内容の面は十分充実していますが、題材の幅を広げるために、伝記・長文実例を書く練習もしてみましょう。
 読書の秋です。普段読まないようなジャンルの作品にも、手を伸ばしてみましょう。

        


                    

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