国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   夢   いまの

 「ああすれば、こうなる」型の社会では、さらに違った側面が現れる。それはただちに未来から過去へと繰り込まれる、時の瞬間に過ぎないのである。なぜなら、われわれは現在とか今とかいう表現をたえず用い、しかもその「現在」という時は、実質的な時間幅を持つことが当然の前提だからである。本来の未来とは、なにが起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間である。「先生、じゃあどうしたらいいんですか」。その答があるということは、つまり「ああすれば、こうなる」が成立するということである。<要約>私は、漠然とした、定まらない未来に夢を抱くことは大切だと思う。
 その理由は第一に、未来の可能性という輝きをあきらめてしまえば、能力ものびないからだ。何か夢があればそれにむかって必死でがんばろうとする。しかし、未来に可能性がないと思って、努力することもあきらめてしまうと、未来には1%も可能性がなくなってしまう。私だったら、1%しかなくてもその可能性にかけて、必死で努力すると思う。誰でも、もしかしたらの可能性は消すことはできない。もしかしたら、明日死ぬかもしれない可能性だって無限にある。しかし「もしかしたら」といっていたら、いつまでたっても前に進むことはできない。だから、未来への夢を持つことは大切だと思う。
 第二の理由としては、未来には意外な発見や新しい出会いがあるからだ。例えば、小さいころオペラ歌手の夢を持っていても、研究者になった人もいる。全くつながりはないのだが、夢はいくらでも変わることはあるだろう。夢を持って生きていれば、今よりもいい夢が見つかるかもしれない。私は、未来を開くために、今を思う存分楽しんで生きることが大切だと思う。
 確かに未来に対するはっきりとした計画を立てていないと、道を外れてしまうという意見もある。しかし、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。」という名言があるように、夢を持ち今を楽しんで生きることで、それだけの価値がでるだと思う。だから私は、漠然とした、定まらない未来に夢を抱くことは大切だと思う。これから、私も今を思う存分楽しんで、夢に向かっていきたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 漠然とした未来についての意見文について取り組んでくれましたね! 「途中の感想」がとてもしっかりとお姉さんらしく書かれていましたよ。

 「要約」を工夫してバランスよくまとめてくれました。「是非の主題」で「私は、漠然とした、定まらない未来に夢を抱くことは大切だと思う。」として「理由一」では「未来の可能性という輝きをあきらめてしまえば、能力ものびないからだ。」と挙げて、可能性をあきらめてしまえば1%も未来につながらないことを書いてくれました。「途中の感想」で「もしかしたらの可能性は消すことはできない。もしかしたら、明日死ぬかもしれない可能性だって無限にある。しかし「もしかしたら」といっていたら、いつまでたっても前に進むことはできない。」と、いい表現でまとめられました。「理由二」では、「未来には意外な発見や新しい出会いがあるからだ。」として「体験実例」で「例えば、小さいころオペラ歌手の夢を持っていても、研究者になった人もいる。」と引き出せています。ここの文頭は自分の家族や周りの人であることがわかりやすいように「例えば私の知人には〜。」のような書き方をしたり。「その人らしい会話」で人柄を伝えられるといいですよ。「途中の感想」がかっこよくまとまっていますね! 第四段落「反対意見への理解」をさらりと述べた後には、「名言の引用」「是非の主題」を忘れずに最後は「これからの結び」でかっこよくまとめられましたね。がんばりました!

 次は、11月26日(木)に。 清書についての相談と新しい暗唱についての説明をします。「暗唱の手引き」を読んでおいて下さい。「暗唱チェック」は、11月4週のはじめの三百字から出します。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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