国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   フィンランドの・・・   ウルトラマン

 フィンランドの十五年に渡る調査で、健康管理をしたグループの方が、健康管理をしなかったグループよりも病気になった人の数が多かったということが分かった。過保護が依存心を生み、生きる活力を鈍らせるという例は、子育てにも当てはまる。子どもが成長するためには、原始時代からの人類の全過程をたっぷりたどることが必要だ。
 確かに、過保護や管理は人間の生きる力を弱める点でよくない。何もかも保護者や身の周りの人にやってもらっていると、いつのまにか、すぐに誰かに頼るようになってしまう。それではいつまでたっても自立できない。自立するためにも、一人で何かをやり遂げるということは大切だと思う。だから、過保護や管理のし過ぎは良くないのだ。
 しかし、保護や管理が必要なこともある。例えば、自分ひとりでサッカーの練習をするのと、誰かに教わるのとでは、全然上達するスピードが違う。確かに、体の感覚や動きなど自分しか分からないことがあるが、他人から見た時の様子も大切だ。「ボールを蹴る時のフォームが少し変だよ。」などのアドバイスをもらう方が、自分の欠点が分かって、それを改善するために練習に取り組める。このように、指導を受けることは、進歩するための一番の近道なのだ。
 保護や管理は、それ自体がいいのでも悪いのでもない。大事なことは、それらが人間の成長に応じて適切になされることだ。保護や管理は手段で、人間の成長が目的だということを常に考えておく必要がある。「大切なのは健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という言葉がある。保護や管理をする中身をまず考えていくべきだ。
 

   講評   hira

 面白い長文でしたね。依頼心の強さは、人間の強さを弱めてしまうのでしょうね。サッカーの実例がありましたが、やはり「上手くなりたい」と主体性があってこそ保護や管理も生きてくるのだなと思いました。
■第一段落 要約
 ポイントが押さえられている。
■第二段落 複数の意見一 体験実例
 簡潔な文章で、過保護や管理の意味が考えられた。まとめとしての文章はよく書けているので、何か管理、保護されそうになったけれど、一人でやり遂げた実例を加えるとより説得力がでると思う。
■第三段落 複数の意見二 昔話実例
 こういう実例の書き方は本当に上手いね。説得されましたよ。二段落目も実例を入れ、さらにここでも昔話実例を追加すると完璧です。
■第四段落 総合化の主題 名言の引用
 成長のステージに応じてということでしょうね。

  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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