創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   健康管理と過保護   ポンピー

 四十歳から四十五歳までの人々六百人選んで、Aグループとした。この人たちには、定期検診や栄養学的な調査などを受けてもらう。また、運動を毎日すること、タバコ、アルコール、砂糖などの摂取を抑えることを約束してもらう。そして、そういう健康管理を十五年間続けた。この効果の比較のため、別の同一条件の人たちで構成される六百人のBグループを選んだ。この人たちには、いかなる健康管理も実施しなかった。
 十五年たって、AグループとBグループを比較すると、はっきりした違いが現れた。一方のグループでは、病気になった人の数が少なかった。それが、健康管理の対象とならなかった、Bグループだったというのである。
 適切な保護や管理は必要だという意見がある。
 私は、小さいときから、よく風邪をひくタイプで、学校も、一週間一度に休んだりしていた。そんなとき、母が、重曹を飲むと良いらしいからやってみようと言いだして、小学校高学年ぐらいから重曹を飲み始めた。すると、いままではよくひいていた風邪もピタリとひかなくなり、インフルエンザもかからなくなった。これは、適切な管理をしたからだといえる。
 しかし、行き過ぎた過保護はよくないという意見がある。
 童話に、シンデレラという話がある。この話は、継母と意地悪なお姉さん2人と、家の雑用ばかりさせられるシンデレラの話だ。王子様の花嫁探しのダンスパーティーに招待されたお姉さん2人は、自分こそ王子の結婚相手だと意気込んで、私も行きたいというシンデレラの妨害をしつつ、豪華に着飾って、シンデレラをおいてパーティーにいってしまう。
 一方、シンデレラは、泣いているところを妖精にたすけられて、カボチャの馬車で、パーティーに行くことができる。そして、2人のお姉さんは、王子様の花嫁にはなれなくなり、
ガラスの靴を落としていったシンデレラは、めでたく王子様の花嫁になれたという話だ。
 過保護に育てられたお姉さんは、意地悪になり、王子様の心を奪うような人にはなれなかったけれど、シンデレラは、いつも我慢をしていたので、妖精に助けられ、幸せになれたのだ。
 保護や管理は、それ自体が良い、悪いではない。大事なのは、人の成長にあわせてすることだ。『大切なのは、健康らしい外見ではなく健康自身である』という名言があるように、
保護や管理をする対象を考えるべきだ。

   講評   itoyu

 保護や管理の必要性について考えられました。
 《2段落目》
 「適切な保護や管理は必要だ」という1つ目の意見と体験実例。健康管理のために重曹を飲むようにしたら、風邪をひかなくなったという話は、実体験に基づき説得力がありますね。体調を整えるために、サプリメントのほどよい摂取は効果的なのですね。
 《3段落目》
 「行き過ぎた過保護はよくない」という2つ目の意見と昔話実例。シンデレラの物語の中の、いじわるなお姉さんとシンデレラを比較しながら実例を挙げられました。「過保護に育てられたお姉さんは、王子様の心を奪うような人にはなれなかった」というところは、思わず大きく頷いてしまいました。王子様はさすがに、女性の人柄を見る目があるのですね。
 《4段落目》
 名言を引用して「保護や管理する対象を考えるべきだ」と上手に総合化できました。
                         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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