創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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米は海の向こうからやってきた。 なぞのたびびと
ヨーロッパでは毎年毎年おなじ畑に(小麦を)つくることはできません。(日本で毎年おなじ土地にお米がつくってこられたのは、)水田に引かれる水には、川が山から運んできた森林のゆたかな土の養分がふくまれていて、たえず土をおぎなってくれたからでした。
ぼくがこの話を読んで一番おどろいたのは、ヨーロッパでは毎年同じ畑に小麦をつくることができないことでした。高知平野とかでは二期作といって、一年に二回もいねを作っているのに。ヨーロッパと日本とのちがいがわかりました。
いねは海のむこうから、縄文時代の終わりごろにやってきた、と、この話には書いてありました。お母さんによると、当時、お米は赤色で日本に入ってきたみたいです。だからめでたい時に赤色のご飯、つまり赤飯を食べるのだと、頭の中に歴史の本があるみたいにスラスラと話してくれました。白いご飯のままで食べるのもいいけれど、ぼくは水戸なっとうをのせて食べるのが好きです。でも、あのネバネバがまるでターザンみたいにビョイーンと口からぶらさがるのは気持ち悪いです。
昔の人にとって、お米が大切だったのは、いろいろなところに表れています。たとえば、お母さんは子どものころ、「お米をひとつぶだけでものこすと目がつぶれる」と毎日のように言われたそうです。ぼくは、お米が食器にガビガビひっついてはなれない時、もったいないので、お茶を入れて、よくかきまわし、お米がついているところを下にチョンチョンとはしで押してから、飲みます。これで完成!食器をのぞくと・・・、カラッポ!でも水戸なっとうなど、ネバネバしているものを食べた後、この方法を使うと、なんと!なっとうのネバネバがお茶の上を自由自在にただよって・・・!
講評 hira
このテーマは書ける書けないがはっきりしやすく難しいのですが、さすがですね。お約束の読者サービス・ユーモアも、お母さんから聞いた知識もと面白く読みました!
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