低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一瞬のときめき   かまむ

 現在とは何だろう。それは、今刻々と過ぎていく一瞬である。しかし、もう過ぎてしまったときは過去と呼ばれてしまい、なる前は未来と呼ばれる。現在はあまりにも細かいので通常人々は、それをある一定の時間にしてしまう。それに慣れてしまった人は、現在を、できるだけ幅を広げようとする。すると、人々の暮らしはどんどん決まってしまう。そして真の未来というまだまだわからないことがわかってしまうのである。今の人は今やそれしかもっていない子供たちの未来をも奪おうとしている。しかし私は、未来の準備ばかりをするのではなく、今の瞬間を大切に生きるべきであると思う。
 その理由の一つ目は、そのときでなければ出来ないことがあるからである。例えば、人形遊び。これは、小さい子がやっていると周りの人が「まあ、かわいい。」などと言うけれど、ある歳を過ぎると、遊ぶどころか、買うときにまで変な目で見られてしまう。しかも、未来に出来ると思っていたものでも出来なくなる場合があることもある。ある日、私は次の日を完璧にしようと思い、前日にもう次の日のための時間割を作った。そして次の日を楽しみに待った。しかしその期待は見事に裏切られた。最初はうまくいった。しかしその日に鍵って算数の問題をどうしても解けなかったのである。母がとても丁寧な長い説明をしてくれ手もまだ分からなかった。というか、時計をチラチラット見てしまい、母に         
「聞いてる?」
と聞かれたとき、 
「はっ?」
と思わずいってしまうような感じだった。しかも時間がどんどん過ぎていった。あせればあせるほどどんどん時が進んでいってしまい、ついには一日の計画が台無しになってしまった。私は涙で母は怒り、一日の幕が閉じた。 
 その理由の二つ目は、未来の為に今を犠牲にするのはむなしいからである。それにストレスもたまってしまう。四十代の女性のストレス解消方のデータによると買い物が九・四%と一位になっている。私の家族のストレスを解消方法は一人一人すべて違う。父は、山で虫をとり採りに行く。母は昼寝をする。姉はランニングをする。そして私は手作りパンを焼くためにバンバンこねる。
 確かに、未来を無視して物事を先に延ばすのはいけない。『風と共に去りぬ』の主人公、スカーレットはまさにこの失敗をしたのである。「明日考えよう。」と言い続け、しまいには自分の子供たちがスカーレットを怖がり、スカーレットは自分が嫌な結婚を二度もしてしまうのである。しかし、今を精一杯生きるほうが自分らしく生きられる。「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある。」という名言があるように私たちは未来の準備ばかりをするのではなく、今の瞬間を大切に生きるべきである。

   講評   kamo

 今月も毎週よくがんばりました。
 清書は、書き出しの話題を加えて、またとてもよくなったね。
 12.1週は進級テストです。合格については心配していないけれど、よりよい作文になるよう、しっかり準備をしておいてね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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