創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   登りぼうの思い出   ふっくー

「うぅ・・・手がすべって登れない・・・。」
私は心の中で、そうつぶやいた。小学1,2年の時、体育のじゅ業で、みんなで登りぼうの練習をした。だいたいの人は上まで登れたが、私や、他の女子たちなどは、むずかしくて、できないでいた。私もその一人だった。
 先生は、
「ぼうの上をタッチしたら、合格です。」
と言ったけれど、けっこう上まで行くのは大変だ。木登りでも同じだが、ジャングルジムのようにところどころにつかまる所がないと、上に登るのはむずかしい。あと、体重すべてが手にかかるわけだから、うでの力もないといけない。私は、運動神経ないし、体つきもヒョロヒョロだから、正直、きつかった。だけど、だれかから聞いた
「手にすなを付けるとうんていや登りぼうですべりにくくなる。」
の技を使って、何とか登りきってやる!と決心した。何もしないでいては、何も始まらない。「まかぬ種ははえぬ」だ。だから、何回か練習をした。続けてやっていると、マメができたりして、いたかった。だけど、練習したかいがあって・・・・、
「・・・・よっと!」
と、手をのばして、一番上のぼうをタッチした。最初は全然できなかったのに、今は、もう上まで登っている。大変な事でも、何回も練習すればできるものなんだ、と思った。
 母も、昔高い所に登って遊んでいたらしい。のぼりぼう、というか、資材おき場みたいな所に、鉄のぼうがまるで山のように積んであったそうだ。そこに、みんなが集まり、遊んでいた。だけど、
「そんな所に登って遊んじゃダメッ。」
と、よくおこられていたそうだ。だけど、今の時代にそんなことをやったら、
「危ないじゃないのっ。ケガでもしたらどうするの!!」
と、もっときつーくおこられそうだ。資材おき場だったから、いけなかったのかもしれない。「ドラえもん」の空き地みたいな所なら、おこられなかっただろう。母は、
「近くに空き地があった。」
と言っていたけど、なんでそこで遊ばなかったんだろう。まあ、考えてみれば、資材おき場みたいな所って、けっこうおもしろい物がいっぱいあったりするものなぁ、と私は思う。
 私は、何か高い所に登るのは大変だけど、何回も練習すればできるものだ、とわかった。ぼうの上につかまって、空を見上げた。
「がんばって上まで登れてよかった。」
私は心の中でそうつぶやいた。

   講評   taimu

 表記に気をくばりながら、仕上げることができたね。書き出しの結びはもうばっちりです。自信をもって進級試験にのぞみましょう。

●先日のお電話でお話したように、12月から暗唱をするか、しないかを選択するシステムに変更しました。次回のお電話で、どちらにするかおたずねしますので、おうちのひとと相談しておいてくださいね。

<暗唱をする場合>12月から新しい暗唱用長文(11月3週の山のたよりに印刷されているそうです)でがんばっていきましょう。

<暗唱をしない場合>その日に書く課題の準備をしっかりとしていきましょう。どんなエピソードがあったか考えておいたり、おうちのひとにも似た話を取材しておくとよいでしょう。

             

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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