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　　　秋だ！うれしいな、ピョーン！　　　とらたいがくん

　ピョーン、ピョーン。トノサマバッタたちは、草の上をぼくのひざの高さまで、うれしそうにとびはねました。
　十一月二日、学校の秋の遠足でつるみりょくち公園へ行きました。一番うれしかったのは、トノサマバッタをこの秋はじめて見つけたことです。ぼくの小ゆびぐらいの大きさで茶色と黄みどりの二ひきのトノサマバッタたちでした。
「秋になってすずしいから、草の中でおいかけっこするのが楽しいのかなあ。」
とトノサマバッタに話しかけながらさわろうとしました。すると、木の方へはねていってしまいました。ぼくは、おいかけてまたその二ひきを見つけたら、じーーっとぼくの目を見つめてきました。
「ぼくたちといっしょにあそんでくれるの？」
とうれしそうな目です。
　そのあと、バッタのもようとそっくりな草の中にかくれてしまいました。
「トノサマバッタたちのかち！」
どうしてかというと、バッタの方が先ににげたからです。
　トノサマバッタくんとトノサマバッタちゃん、秋の間にいっぱいたまごをうんでおいてね。

　　　講評　　　naruko

　とらたいがくん、こんにちは。
　どっかいもんだい、がんばりましたね。あんしょうのじしゅうもがんばっているかな？
　12月1しゅうはしんきゅうしけんになります。いつもどおり、こうもくがしっかり入るようないいはなしを見つけておいてくださいね。