低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
科学的態度を身につける 森チュウ
ぼくは、実験と言っても、変な実験をやることが多い。たとえば、風の強い日に、かさを投げたり、建物の八階からつばをはいたり。しかし、実験らしい実験もある。その中でも一番おもしろい実験がある。
その実験は、机の上から、ごく普通の紙を紙ヒコーキにせずに飛ばすのである。普通こんなことは考えないだろう。しかし、なにも加工せずに飛ばすのはかなりむずかしい。紙の先にクリップをつけてみたらどうだろう。後ろがはね上がってうまくいかない。紙の先にセロテープを丸めてはったら・・・・・・。ちょっとは良くなったが、やはりあまりうまくいかない。とやっているうちに、飛ばし方も良いやり方があることが分かった。まるで、マンガの忍者がしゅりけんを飛ばすようにするとよく飛んだ。などなどやっていたのだが、一枚の紙が風にのってとてもよく飛んだのだ。
この実験の結果は、これまでの努力もむなしく、風が後ろからふくとよく飛ぶ、ということになった。
このように、実験をしたりしてよく見る時もあるが、見ていない時もある。この前、算数の時間に、先生が黒板に、「千八百円のぬいぐるみを・・・・・・。」と書いて、ノートに書きなさいと言ったので書いたら、「千八百円のぬいぐるを・・・・・・。」になってしまった。ぼくは最初、気が付かなかったが、よく見ると、「ぬいぐる」になっていた。友達に見せると、「ぬいぐるみを・・・・・・。」と読んだ。このことから、人間は正確に物を見ていないことが分かる。習慣的な考えにとらわれずに、一つ一つ物をよく見ることが必要なのである。
科学的態度を身につけると、実験をして新しいことが分かったりして、ちょっと日常が楽しくなるし、細かい所まで見て、ケアレスミスも少なくなると思う。
だから、科学的態度を身につけることは必要なのだろう。
講評 sango
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |