創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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心にのこった空手の試合 ピカピカ
「あー、ドキドキするなー。相手は五級でぼくは六級だ。ああ、負けてしまう。やだなー。」
と、ぼくはがっくりしました。十一月十五日に、空手の試合がありました。ぼくは、試合で一度も勝ったことがありません。ぼくは、でも勝とうと思いました。ぼくがしけんの時に、先生が、
「おびを力いっぱいしめると、力が入るよ。」
と教えてくれました。だから、ぼくは、力いっぱいにおびをしめました。だけど、ぼくはあまり力がないので、どうしてもうまくいきません。その時、ぼくは、じょうずな人の空手を見ればいいんだと思いました。見ていたら、係の人が、
「十四番、ピカピカ。」
と、まるで、ぼくをおどかすみたいに言いました。相手は、K君という人でした。試合が始まりました。けりをなるべく高く上げました。すこしぐらぐらしました。けれど、ぐらぐらした時に、いそいでもどしたのでばれませんでした。かたが終わるとすごく心ぞうがドキドキしました。どうしてかというと、次に勝ちがわかるからです。先生が、
「はんてい。」
と大きな声で言いました。おそるおそる顔を上げるとなんと、勝っています。ぼくははじめて試合に勝ちました。ぼくは、
「二回せん目も勝とう。」
という気持ちが出ました。元の場所にもどると、友だちのS君が、
「勝ったね。」
と、やさしく声をかけてくれました。
二回せん目のぼくの試合が始まりました。ぼくは、力いっぱいやりました。けれど、負けてしまいました。その時、はいしゃふっかつせんがあることを思い出しました。はいしゃふっかつせんの相手は、同じしぶのO君でした。O君も五級なので、負けたかもと思いました。ぼくは、やっぱり負けました。それがくやしかったです。どうしてかというと、負けてもはいしゃふっかつせんで勝ちつづけると、「けんとうしょう」というしょうがもらえるからです。休けいになって、お母さんの所に行くと、
「一回勝ったね。」
と、はげましてくれました。そして、緑おびのゆうしょうは、Y君でした。
空手の試合で一回勝てたので、いい思い出になりました。
講評 miki
ピカピカ君、言葉の森に入会して、はじめての読解問題と、清書、たいへんよくがんばりましたね。これだけ長い作文を、すいこうしながら書き写すのは、体力が要る(いる)のに、ねばりり強く、清書することができました。
出来上がった作文を、ぜひ、新聞社に投稿(とうこう)しましょうね。
^_^〜〜
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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