創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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模倣 ゆうちゃり〜
僕たちは、初めてすることは模倣から始める。そして、模倣がきちんとできたら自然と応用したものができる。僕は、英語の勉強ではこの方法でやっている。授業で習った内容をなるべく早いうちに、問題演習で再確認をする。また、教科書の例文はきちんと暗記するようにしている。そうしたら、この頃になって英作文がかなりできるようになってきた。テストでもほぼパーフェクトに正解することができるようになった。このように、模倣することは大切である。だから、僕は模倣することのできる能力に自信を持って生きていきたい。
そのための方法としては第一に、模倣するのに良い手本を探すことだ。数学の勉強をする時には、僕は例題の解答の書き方を真似して解答を作るようにしている。もし勝手に解答を作ったとしたら、その解答はめちゃくちゃになってしまう。特に図形の証明をする時は最初、例題どおりに解答した。僕は、例題とほとんど同じ問題をたくさん解いて、解答の作り方を学び、定理の内容を理解することができた。そして、今では図形の証明は得意な分野になった。また、僕が空手を習い始めた時、一番最初に言われたことは、「上手な人の真似をしなさい」ということだった。空手は、学校での勉強とは全く違い、言葉で言い表そうとしてもできない部分がある。だから、先生が真似をするようにおっしゃったことは、空手を習う上でとても重要なことだった。
また、第二の方法としては、学校教育などで、模倣の大切さを教えていくべきだ。偉大で天才的な能力のある音楽家・ベートーベンは、小さい頃から夜遅くまでピアノの練習をさせられていた。きっと練習をするための曲は、前からある曲であり、その曲をベートーベンは何度も弾かされていたのだろう。そして彼が大人になると、有名な音楽家になり、「悲愴」や「月光」、「運命」といった今でもとても有名な曲を作った。ベートーベンがこのようになったのは、練習曲として良いものを選び、そしてその曲を何度も弾くことによって天才的な能力を開花させることができたのだろう。このように、どんなにすごい人でも、まず第一に模倣から始まっているように、模倣は大切なことだ。
確かに、模倣だけで終わってしまっては進歩がない。また、自分らしさを表現することは不可能である。その模倣したことを基にして独創性を発揮しなければならない。しかし、「持ち物を気にするのは、実力に自信がない証拠である」という言葉がある。僕は、模倣できる能力に自信を持って生きていきたい。
講評 kamo
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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