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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   清書   きこう

 デジタルは、正確な情報をドライかつ明確に表現する。それに対してアナログは全体の傾向や位置付けを、情緒的に表現する。また、デジタルウォッチは情報処理をデジタルでするウォッチへと、アナログウォッチは演算処理機能を持たせたウォッチへと日々変わりつつある。人間の脳に右脳と左脳があるように、デジタルとアナログも共存共栄で発展していくだろう。

 このように僕は、デジタルとアナログの両方を生活のなかで生かせるような人間になりたいと思った。 

 その方法としては第一に、アナログ的な見方ができるようになることだ。アナログ的な例の一つとして、たとえが挙げられる。僕の所属している陸上部では、このたとえを用いて速く走るための技術を磨いているのだ。
 ある日、僕は短距離を走っているときに突然、顧問の先生に声をかけられた。先生は、
「足が後ろに流れているぞ。もっと爪で引っかき回すようにするといいよ。そうすれば、足を前へ運んでいけるし、ピッチも速くなるぞ。」
 と言った。僕はなるほどと思った。先生の説明はとてもわかりやすく、筋が通っていて納得できた。そして、すぐに練習に戻って実践してみるとしっかり地面が蹴れて、足を前に運ぶことができ、スピードを逃がさないようにして走ることができた。これからは、自分にもこのような見方ができるようにして、陸上部の後輩にもアドバイスできるようになりたい。
 また、第2の方法としては、デジタル的な発想もできるようにすることだ。陸上の練習でも、いつもより遅く と言うより 全力の80%で走ると言うようにしている。 

 戦国時代の武将、織田信長は武田勝頼との長篠の戦いで、鉄砲を用いて武田の騎馬隊を打ち破ったことで知られている。当時、鉄砲を使う戦法は初めてだったが、信長はいとも簡単に鉄砲を操った。信長は三千余りの鉄砲を三回に分けて打った。つまり、信長は一回打ち終わってからどれぐらいで次がうてるのか、デジタル的に計算していたのだろう。その間、他の味方が打っている間に弾をつめ三発目に次が打てると効率がいいということを発見でき、危なげなく戦いに圧勝できたのだと思う。 

 確かに、自分の得意分野をのばすのもよい。しかし、「全てに効くと言う薬は、何に対しても効かない」という言葉があるように、アナログかデジタルのどちらかを使うのではなく、両方とも重要視して使いこなすことが大切だ。

   講評   kamo


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