創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
つるべ えぐも
言葉の正しさを論ずる時にとかく語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会状勢の変化のために合わなくなるものが多い。そうかと言って社会の変化に合わせていちいち言葉をかえるのも大変なことだ。結局、言葉は各人の言語意識によって動いていくようである。
その理由は第一に頻繁に言葉を変えると混乱が起こると思うからだ。現に私と母が会話していると時に、「それなに?」と聞かれる事が多々ある。特に多く聞かれるのは略語だ。ワールドポータズの事をワルポと言ったり、学年責任者のことを学責と言っているからだ。
その理由は第二に、日本の文化い根付いた慣れ親しんだ言葉には愛着があるからだ。例えば、もともと名古屋に住んでた人が仕事で東京に住んでいるけれど休みの日などに、地元に戻ると名古屋弁にすぐ戻るという話を聞いた事がある。別にそれは名古屋弁でなくてもいいわけだが、昔から使っている言語には親しみがあると言う事だと思う。
確かに実態と言葉が一致している方が分かりやすい事もある。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」とう名言もあるように、自分になじんでいる言葉を使った方が実感がわくのではないか。
講評 sugi
要約の内容、とてもいいです。しっかり長文を読んでまとめたね。要約の書き出しも一マスあけましょう。
要約に続けて、第一段落の最後は「○○がよい(よくない)」という意見を入れます。今回の場合は、「言葉を安易に変えていくのはよくない」ということになるかな。
二つの理由のそれぞれについて、実例を考えて入れることができました。略語がわかりにくいというのは、確かにそうだね。略語というのは確かに便利だけれど、伝わらなければ説明にかえって時間がかかるものね。
言葉への親しみということで、方言を挙げることができました。名古屋弁というのは、もしかして私のことかと思いましたよ。先生は名古屋出身なので、静岡を過ぎたあたりで名古屋弁にスイッチが切り替わります。(笑)
意見を入れ忘れたのだけ惜しいけれど、そのほかはよくできています。自分らしい実例も入りました。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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