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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   好きなもの、きらいなもの   ロールケーキ

 「サーテイーワンでもよってく?」
おばあちゃんがにこにこしながら言った。それはお父さんの誕生日に外食に行って、店を出た時のことだった。私は満面の笑みでうなずいた。サーティーワンに行けるとは、まるで天にものぼる気持ちだった。
 私はアイスに目がない。特に抹茶アイスがナンバーワンだ。さらにその中でも、サーティーワンやハーゲンダッツの抹茶アイスが大好きだ。冬にはあんまり抹茶アイスを食べないので夏が待ちどおしい。抹茶アイスを食べた時はとっても幸せだ。アニメでよくある、自分のまわりに花がほわほわ出ている感じだ。口がとろけるような、ほっぺが落ちるようで、口に一口入れるとたん口の中でとろ〜りととける。それがたまらないのだ。夏休みにサーティーワンでキングサイズの抹茶アイスを買って食べた時こそ最高だった。サーティーワンの抹茶アイスは、特上の上の上くらいにおいしい。こんなにおいしい抹茶アイスに出会えて私は幸せだなと思った。もしサーティーワンがなくなったら私は生きていけないくらいサーティーワンの抹茶アイスを愛している。
 そんな私にも弱点がある。それは魚貝類だ。特に貝のほたてやかきだ。そのかきにとてもいやな思い出がある。三年くらいのころ、お父さんとお母さんにすすめられて、かきなべを食べることになった。最初はいやだと否定したが絶対においしいと言うのでそのことを信じて一口食べた。するとどうだろう。とてつもなくまずいではないか。感しょくといい味といい。かんだ時にブニュッとなってそこから苦いような何とも言えない味がじんわりと出てきた。はき出したかったが、鼻えおつまんで顔じゅうにしわをよせて飲み込んだ。
すぐ水を一ぱい飲んだ。私は怒った。全然おいしくなかったからだ。大人の言うことは分からない。あんなに何もかもがよくないかきをどういうことからとてつもなくおいしいと言えるのかとてつもなくふしぎだ。もう二度とかきなんて食べないと心にちかった。それからはお父さんがミニかきなべを食べているのをなるべく見ないようにしている。この出来事を思い出したくないからだ。
 人にとって食べ物の好ききらいとは、そのまま続くものなのかもしれない。十人十色で人それぞれ好ききらいはある。たまに車でサーティーワンを通りかかることがある。私はさりげなく「お母さん、サーティーワンあるね。」とアピールする。スルーされるのがおちだが(笑)

   講評   onopi

 アイスクリームがどんなに好きかよくわかる作文です。ユーモアセンスも抜群。楽しい作文が書けました。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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