低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2356 今日1961 合計11315
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   おいしいメニューまずいメニュー   はるりん

「わぁ、これ好きだな〜。」
わたしは、パクパクと食べ始めた。
 私がおいしい、と感じたものは、給食で出た、「マカロニのクリーム煮」だ。前まで大好きだったクリームシチューにマカロニを入れて、その上にチーズとパセリをかけて焼いたもの。とくにマカロニとこげたチーズを一緒に食べた時は、まるでバターで焦げたクレープのはじっこを食べた時のようなおいしさなのだ。
「これ、おいしいね。」
「うん、わたし、チーズ系は大好き!」
まわりの友達も気に入ったらしく、おかわりをたくさんしていた。ところが困ったことが次の週に起こった。マカロニのクリーム煮を食べた次の週に出た、元私が大好きのメニュー「クリームシチュー」が、あまりおいしく感じなくなってしまったのだ。わたしは、
「前はおいしかったのに、、、。」
と、少し残念だった。
 わたしがまずいと思ったものも給食にある。それは、大キライな中華料理の中で、めずらしく好きな給食の「チャンポン」である。でも、3か月くらい前に大・大・大キライになってしまった。理由は、カマボコだと思って食べたものがイカだったからだ。わたしは、少しむくれて、
「これはカマボコでしょう。イカになんか見えない!」
と、友達におこっていた。そして、先生に言うと、
「見まちがいだよ〜。でもさ、食感はイカっぽくない?」
と、笑われてしまった。そんなこんなでわたしは、「チャンポン」というメニューが大キライになってしまった。ただ、イカとカマボコをかんちがいしただけなのに、チャンポンそのものがまずくなったような気がした。
 わたしは、前まで好きだったものはさらに好きなものが現れるときらいになってしまうということが、マカロニのクリーム煮でよくわかった。また、ちょっとしたことで好きだったものがまずくなってしまうこともあるということもわかった。
「おかわりしよっ。」
今まで、ほとんどおかわりをしないわたしなのにマカロニのクリーム煮のおなべまでお皿を持って行ったのだ。

   講評   onopi

 食べ物はほんのちょっとのきっかけで好き嫌いが出てくるという内容を実例を通して書くことができました。同じような経験をしている人は多いと思います。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)