創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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お誕生日プリン ひなた
「ひなちゃん、カラメルソース、カップに入れた?」
「ああっ、入れてない。でももう固まっちゃった。どうしよう?」
お母さんの誕生日に作っているプリンのカラメルソースが固まってしまいました。私は、いそいでお湯と水をかけましたが、カラメルソースはカッチカチで、まるでコンクリートのかたまりのようです。そこで、もう一度作ることにしました。お母さんがカラメルソースをこがしたおなべを一生けん命洗ってくれました。私は、お母さんを楽しくするために作っているのに、お母さんにくろうさせちゃってわるいなと思いました。カラメルソースがビッシリついていてとても洗うのが大へんそうでした。何分だかよくわからないけれど、とても時間がたちました。私は、ちがうなべで作ろうとしました。けれどお母さんは、すこしいらいらしたように、
「早く、はじめていいよ!どんどんやっちゃって、このおなべで。」
と言って、私がはじめようとしたかと思うと、今度は、
「ちょっとまって。まだやらないで。もしかしたらさっきつかってたなべでできるかもしれない。」
と言うのでした。それを三度くらいくりかえして、やっとなべが洗い終わりました。そういうことで私は、はじめつかっていたなべをもう一度つかうということになりました。二回目も、一回目と同じで、お母さんのすきなにがいカラメルを作っていました。どうやってにがくするかというと、さとうをまっ黒になるまでこがすのです。私は、一回目、こがすところまでは良かったので、作りなおすのは少しもったいないなと思いました。今度はとてもこうばしい、にがくてよいかおりがする、おいしいカラメルソースができました。いろいろなことを考えて、プリンの生地もつくりました。私は、一人でプリンを作るのははじめてなので、お母さんはおいしいと言ってくれるのかなとふあんに思いました。ついにプリンができて、家ぞくみんなで食べることにしました。
「ねえパパ、どれがいい?私、いちばんはじっこのこれにしよう。」
「そしたらパパまん中。」
「じゃあ、のこりの一こはママのね。」
じつは、私がとったのは、カラメルソースとプリンがまじってしまっている、一ばんのしっぱい作だったのです。でも食べたら、そんなことわかりませんでした。それに、お母さんもお父さんもおいしそうに食べてくれたし、良かったなと思いました。
講評 hoemi
暗唱をかんぺきにすることができましたね☆すごいよ!
がんばって読解問題に清書も取り組めました。
いつも一生けん命なひなたちゃんには本当に感心します。
ぜひそのやる気をこれからも大切にしてほしいと思います。
また来年も一緒にがんばっていきましょうね☆
良いお年をお迎えください。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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