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　　　藤デパートの夢　　　もも

　わたしは、十二月十日に藤デパートに行った夢を見ました。家ぞく全員で行きました。かんばんには、「デパート」としかかいていなかったけれど、なんだかさみしかったので、大きくかんじる「藤」の字をつけたして、「藤デパ−ト」のかんせいです。そのデパートは、五十かいだてでした。まるで、東京タワーみたいでした。全ぶは話せないので一番おもしろかった五十、四十八、二十四、十九、十三、八、二かいの話をします。
　わたしたちは、一かいから五十かいまで高きゅうないすがたくさんある広いエレベーターで上がりました。五十かいは、ゲームセンターでした。わたしは、DSとWIIをしてあそびました。お母さんと「太このたつ人」をしました。始めはむずかしかったけれど、さい後は上手にできました。
　「藤デパート」第二のへやは、四十八かいのようふくやです。わたしは、むらさきとピンクのチェックもようのワンピースと、メゾピアノとウサハナのジーンズスカートを買ってもらいました。「いやん、かわいー」とわたしはいいました。わたしは、それが本当だったらいいなあと思いました。母はそんなかわいいふくなどかってくれないからです。　
　お次は、二十四かいコーナーでございます。そこは、カフェやおりょうりてんがたちならんでいました。わたしはマクドナルドでハンバーガーとポテトとアイスクリームを食べました。
　おなかがいっぱいになって十九かいへ行くと、そこは、不しぎなお店で、入り口にこんなかんばんがありました。「ここは、休けい室です。テレビや本があります。自由ちょうや人形などおもちゃももりだくさんです。お楽しみください。ちゅうい、二時間い上いると、百円わたさないと出られません。気をつけて。」とかいてありました。お姉ちゃんが
「一時間も休けいしたらおなかすいちゃうじゃんねえ。そうでしょう。」
すましていいました。みんな、なるほどな、とかん心していました。休けいしてから三十分がたちました。わたしは、おなかがすいたので、レモングミを食べました。メロンあめも食べようと思ったけれどがまんしました。テレビを見終わって昼ねでもしようかと思ってうで時計を見ると、一時四分でした。わたしは、あくびをしながら
「入ってきたのが十二時五分か。あと一分。あっ、でも、みんなねてる。みんなおきて。」
といいました。ところが、だれもおきません。オロオロしていると、
「十、九、八。」
という声が聞こえてきました。わたしは、にもつと一しょにみんなを引きずっていきました。エレベーターにのせて、
「おきろ！！」
と大声でさけぶと、みんなが目を開けました。おねえちゃんが、
「たった百円くらいいいじゃん。」
とねむそうにいいました。わたしは、
「よくない。お金は大切に。」
と、おこりながらいいました。気がつくと、八かいまで下りていて十三かいは行けなかったのです。八かいは花やさん。みんなでそうだんして、パンジーを買ってまどわくにおくことにきめました。
　二かいは、ほう石店でした。わたしは、けっこんしき用のゆびわを買ってもらいました。
　わたしは本当に「藤デパート」に行きたいなと思いました。

　　　講評　　　kiri




　２０１０年が、すてきな一年になりますように！