国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   虫のハンター カマキリ   孫悟空

「パシッ。」
「やった、カマキリゲット。しかも特大サイズ。」
「かっこいい、いいなあ。」
これからお話しすることはぼくが1年生のときの校外学習で、近くの公園でつかまえた産卵直前のカマキリが始まりです。そのカマキリは、クラスの中でも一番大きいものでした。だから、ほしがる人は山ほどいました。でも、自分でとったカマキリだからと言って家にもってかえりました。エサは、たまにいるバッタをあげていました。けれど、それでもカマキリにはもの足りなかったのかもしれません。見に行くたびにこっちをジーット見つめていました。お母さんはいっしょに入れたカマキリの上にカマをふりかざしているところを見た、と言っていました。それがけい告だったのかもしれません。よく日になるといっしょに入れていたカマキリが見当たりません。食べられてかごのすみに転がっていました。カマキリはにがしました。
二年たって三年生になったある日、学校で
「カマキリつれてきた。」
と、友達がカマキリのかごを持ってきました。
 そのとき、ぼくの頭の中にカマキリとそれより前にかっていたコーカサスオオカブトの記おくがよみがえってきました。大切にかっていたものが死んだときの悲しみを思い出して今度は死なせたくないという気持ちである名案を思いつきました。カブト虫とカマキリを育てたときとてらし合わせながらやってみようと思ったのです。自分の中でいろいろ考えて育てました。
 その後、しばらくして学校の畑にカマキリがいました。同じかごに入れることになりました。少し心配だったけれど、まるで火を消すようにその心配を打ち消して入れてみると大成功。たまごまで生みました。しかしどんなにたまごが生まれても、オスのカマキリはいませんでした。メスに食べられてしまったのです。
 やがてメスも死に、たまごは友達の家に引き取られていきました。カマキリを育てた中心になっていたぼくと友達二人は、その数週間後にたまごをまるで脱皮でもしたかのようにぬぎすてて、まるでアリの行列のように二百、三百のカマキリの子どもが旅立っていったということを耳にしました。その時は、四匹の虫のおかげで三百ものカマキリを生み出せたというふくざつな、でもとてもうれしい気持ちになりました。
 ぼくら三人はその後もトンボ、ヤゴなど育てました。
 四年生になった今、ぼくらの身近なところにはいろいろな虫がいて、その数ははかりしれないのだなと思いました。
 またいろいろな虫に会いたいです。

   講評   namito

パソコンでの清書はどうだったかな。
この調子で新学期もがんばりましょう!



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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