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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ちょっとした楽しみで、もっと良い未来へ。   本因坊

 今の世の中には、人の身近に死というものがない。それによって、人はだらけてしまう。動物園にいる動物達もそうだ。天敵もいない。飢えによって苦しむこともない。そのため、「死」が身近にない。だから、昼間動物園に行って観察しても、本当の動物らしい動きを見ることは出来ない。いくら自然に近い環境を整えたとしても、実際の生活を見ていることにはならない。最近は、よくNHKのドキュメンタリー番組で自然の動物達の素顔というものを放送している。それを見ると、動物達の生きるための壮絶な争いを見ることが出来る。このような、死が間近にある人達も地球には多く住んでいる。例えば中東の国々やアフリカの国々。毎日のように民族同士のいざこざが起きている。そう、死が身近にないのは私たちが暮らす日本のような平和な国だけなのだ。しかし、そのように死がはっきりとしていないと、逆に、生もはっきりとしない。それにより、生きているという感覚が失われる。死に換わるものとして、テストや約束、期限等が挙げられる。そのようなものがあると、人は頑張れる。私は、これらをとても大切なものだと思う。
 第一の理由として、人が精一杯生きられるということが挙げられる。今日、ニート等の問題が浮上してきている。このような人々は皆、人生を精一杯生きられず、悩み苦しんでいる人だと思う。この人達を頑張らせるためにも、精一杯生きられる環境を作るべきだ。
 第二の理由は、だらだらをなくせるということだ。今年の夏、私は宿題が終わらずに苦労した。私の学校は、夏休みが長く、始まりは7月の中旬から下旬だが、2学期が始まるのは9月になってから1週間後だ。夏休みが増えて羨ましい?いやいや、違う。その分宿題が多いのだ。なんと、数学が問題集50ページで英語はその倍くらいある。その他も、主要5教科からは全て宿題が出る上、音楽や美術の宿題も出ているのだ。そんなこんなで始まった夏休み。8月の上旬まで、ほとんど宿題をしなかった。それなのに、1週間キャンプに出かけ、あっという間に8月中旬。それでもだらだら生活は続き、9月に入った。必死に1週間宿題を取り組み、ぎりぎり終わった。日常もこんな感じで、毎日のように宿題と小テストが続き、毎日家で勉強をせねばならぬ。(いや、あまりやっていない)
 確かに、規則や期限などにとらわれすぎるのも良くないと思う。のんびりと日々を過ごし、体を休ませることも大事だ。しかし、あまりだらけると後で収拾がつかなくなる。そして、日々の刺激がなくなる。最近では刺激に飢えた人々が麻薬に手を出し、何人も警察に捕まっている。麻薬や大麻、MDMAなどは中毒性があり、幻覚症状なども起こり、大変危険だ。芸能界でも容疑者が出ている。もっと日常の中で刺激のある生き方が出来ないのだろうか。刺激がないことにより、精神病になる患者も年々増えつづける傾向がある。この悪循環を止めるにはどうすれば良いのだろうか。景気悪化の影響により、人々は出費を抑え、さらにつまらなく平坦な日々が続くようになる可能性が高い。ストレスもたまる。日常に変化をつけることによって、刺激を得られると思う。日常生活の刺激によって、精神病患者や、麻薬中毒患者が減っていくのが最高だと感じた。日々の生活に山や谷があれば良いはずだ。ちょっとした楽しみで、もっと良い未来へ。

   講評   nane

 今日は、清書だけど、しっかり書き直しておいたんだね。
 中身は充実していて語彙も豊富だったけど、論説文的な考える表現が少し不足していたか。題材が違憲的に書きにくいもので、どうしても実例が中心になってしまったからこれは仕方ない。
 社会実例を面白く書くために、読んだ本の中から実例を見つけていくといい。
 中学生は勉強がいろいろ忙しいと思うけど、読書も引き続きがんばろう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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