国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉のプラスとマイナス   たけぞう

「手を上げるためにはたくさんの筋肉の複雑な収縮が必要ですが、それについては、私たちは何も知らないのに、手があげられるのはなぜでしょうか。「手を挙げよう」という意志さえ強ければ何でもできるというわけではいません。つまり、泳いだという経験があって、それと「泳ぐ」という言葉が結びついていなければなりません。したがって、「失敗」ということばのために、以前以上に失敗するというのは、言葉を持っている人間の特徴ともいえます。」
言葉が行動に対して、プラスの影響として存在することもある。僕は中学一年生の夏にテニスを始めた。見定めた当初は全く進歩さなかった。しかし中学二年生の夏に個人レッスンを受けて、少しだけではあるが、「腰から体を回せ!」などとアドバイスを話してくれた。そのおかげで、夏が終わって、テニススクールに行くと、コーチから「上手になったな。練習しただろ(笑)」と声をかけられた。夏のレッスンのコーチが話してくれたアドバイスのおかげで、今まであった、上達するための壁を乗り越えるための大きな影響となった。
冬肉スキーでも、ちょっとした言葉で滑るのが楽しくなった。スキースクールで、初めは滑っていても、なかなかとまることができなくて、怖いだけだった。でも、コーチが、「まずは足のことは気にせず、前を見て風を感じてみろ。」と言ってくれた。そして、恐る恐る前の坂ではなく、遠くの山を見て滑ってみた。風が気持ちよかった。山の上のほうなので、空が近いように感じられて、さわやかな気持ちになった。それから、楽しく恐れることなくスキーをしている。言葉だけで、ものの見方や感じ方をかえるなんて、不思議な力を持っているなと思った。
 しかし、言葉が行動の邪魔をすることもある。テニスでサーブをするとき、僕はよく失敗してしまう。というのも、練習で、サーブが入らなくて、「また入らなかったら嫌だなあ。入らないかもしれないな。」と思っていると、その通りになってしまう。昔話の桃太郎は、犬やサルやキジにきび団子をあげるときに「あーげましょう。あげましょう。これから鬼の征伐に着いて来るならあげましょう。」と歌っている。これがもし、プラスのイメージじゃなくてマイナスのイメージで歌っていたら、誰も着いては来なかっただろうし、鬼を征伐出来ていたかどうかもわからない。
 言葉には、プラスの影響もマイナスの影響もある。しかし、一番大切なことは「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言があるように、マイナスのイメージもプラスとイメージとして捉えることで、そして、新しいプラスのイメージが生まれてくるのである。

   講評   yuta

 2010年の始まりです。よい一年になりますように。(-^o^-)
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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