国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   寝坊はダメ   ゼウス

「ジリン、ジリン、ジリン。カチッ。」
「6時かぁ、あとちょっと寝よっと。」
「ガバッ。」
「やばい!」
ぼくは服を何枚かつかみ、階段をかけ降りた。母に何か言われると思ったけれど、ぼくが、
「おはよう。」
と言うと、
「おはよう。」
と言ってきただけだった。ぼくは、怒られると覚悟していたので、母の返事は予想外だった。しかし、もたもたしていると遅刻してしまう。あわてて学校に行く準備にとりかかった。いつもより急いでやって、三分ほどで準備が整った。母が作ってくれた目玉焼きとご飯をかきこみ、歯みがきをした。歯みがきは急がずちゃんとやった。そして、くつをはこうとしたら、姉に、
「まだ寝巻きじゃん。」
と言われ、母にもさんざん笑われた。そして、着替えた後、
「行ってきまーす。」
と言い残して外へ出た。が、ぼくは、また玄関の戸を開けた。なぜなら、ランドセルを背負うのを忘れたのだ。バカだなぁと自分でも思った。そして、やっと家を出た時には八時二十分だった。八時三十分を過ぎると遅刻になってしまう。
「やばい!」
と思った。家から学校までは十分かかる。走っても教室に入るまでだと、遅刻寸前だ。学校に着き、大急ぎで教室へ向かう。
「ガラガラガラガラ。」
時計に目を向けると、あと一分だった。
「セーフ。」
汗はまるで滝のように流れて、息は上がっていた。ぼくはもう絶対に二度寝はしないぞ、と思った。
 朝寝坊をしたことは、六年生の時にもう一回ある。家を七時三十分ぐらいに出なければいけないので、六時ぐらいに起きようと目覚ましをセットして寝たのだが、スイッチをオンにしておかなかったため、朝、鳴らなかった。だから六時四十分ぐらいに起きた。ぼくは着替えを済ませ、朝食をとった。その日はバスケットボールの試合だったので、多く食べた。だから、食事の時間がすごく長くなってしまった。母に
「出るわよ。」
と言われた時には、まだ水とうを準備していなかった。そして、準備が終わって外へ出た。その時は同じチームに入っている女子のお母さんに送ってもらうことになっていたので、五分前には出ているように母に言われていたが、もう車が家の前に来ていた。その後、持ってこなければならなかった荷物を家に忘れて来て、母にこっぴどくしかられた。
 人間にとって、早起きとは、一日の始まりを引き締めるためにする最低限のことだ。早起きは三文の得というように、早起きをすれば何か良いことがあるにちがいない。ぼくもこれからは、夜は早く寝て、朝、早く起きようと思った。
「ジリン、ジリン、ジリン。カチッ。」
「今日は二度寝もダメ、寝坊もダメ。」
とぼくは自分で自分を引き締めた。

   講評   taimu

 暗唱頑張りました(^^)

1月もゼウスくんの作文楽しみにまっていますね。
        

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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