創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ぼくの好き嫌い かえるのぴょん
「うわー!おいしそう。」
ぼくは、思わずよだれをたらしそうになった。
今年の九月に、父と母と僕の三人で浜焼きの店にお昼ご飯を食べに出かけた。お昼過ぎに着くと、もう長い行列ができていた。待っている人の中には、店の横にある温泉に入りに行く人もいた。一時間たったころ、ようやく店の中に入れた。ぐるっと見回してみると、カキや、ハマグリなどの貝類が入った水槽や、タイなど魚類の入ったものなど、いろんな水槽があった。どの水槽にも、いろいろな魚や貝が入っていて、海の学校みたいだった。ちょうど見終わったころにちゅうもんしていたヒオイ貝や、アワビなどがきた。父がサザエをしちりんで焼いてくれたので、ぼくが
「もうサザエ食べられる。」
と聞くと、
「うん。もう食べられるぞ。」
と言った。焼きたてを皿にのせて、フーフー言いながら食べた。もう店の人が身を切って、くれていたので、とても食べやすかった。でも、サザエのしっぽの緑のところが生ぐさい味がしてはき出しそうだった。サザエのしっぽは嫌いだ。その後に父がヒオイ貝を焼いてくれた。カボスをいっぱいしぼりかけて食べると、なんとも言えない風味が口の中いっぱいに広がって、思わず。
「おいしい。」
と言ってしまった。とても満足できるおいしい食事だった。いつかまたあの店にいってヒオギ貝を食べたい。
ぼくは母に
「今まで食べたものでおいしかったものや、おいしくなかったものってあるの。」
と聞くと、
「好きなものはモモよ。トロンとしていて、口の中でジュワっと甘味が広がるの。人生の最後に食べる食べ物は、やっぱりモモね。嫌いなものは、特にないわ。」
といっていた。母はそんなに桃が好きなんだなと思った。僕の好きなものはといったらイクラだ。口の中でつぶすと、ビニールの包装材で小さな空気がつぶじ状になっているのをあたかも手でプチプチつぶすような感じがして、なんとも言えない、いい気持ちになる。とてもおいしい。
ぼくは、人にはみんな必ず好き嫌いがあって好きなもの、嫌いなものがそれぞれ違うということがわかった。まるで、河川の石のように同じように見えてもそれぞれがまったく違うのだ。
講評 inoko
かえるのぴょんくん、こんにちは。暗唱、がんばりました!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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