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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ポイ捨て   ポンピー

 ボランティアとしてごみ拾いをしたのは、小学校4年生の時だった。すべての学年でごみ拾いが行われた。それぞれの登校班で、自分たちの使う通学路を火バサミを使ってきれいにしていく、というものだった。
 ポイ捨てをするのはよくないという意見がある。
 もし、皆がポイ捨てをどんどんしたら、いたるところがゴミだらけになり、ゴキブリやネズミなどの害虫&害獣がはびこることになる。さらに、最近までたくさんいたはずの人間達が寄りつかなくまってしまうのだ。そうなると、物騒でイヤな雰囲気が漂い、もっと人がこなくなる、という悪循環をまねく。
 しかし、やってはいけないと分かっているポイ捨ても、ついついやってしまうということだってある。
 昔話に、『浦島太郎』という話がある。浦島太郎はいじめられていたカメを助けたお礼に、美しい竜宮城につれていってもらい、そこでスバラシイ3日間すごした。しかし、竜宮城の姫からもらった玉手箱を持って、地上に帰ってきたときには300年の月日がたっていたのだ。ヤケクソになった浦島太郎は、“ふたをとるな”と強く言われていたにもかかわらず(開けてはだめだと思いつつも)、玉手箱のふたをとってしまう。箱の中には‘300年’分の時間が封じられていたのに、その封印を解いてしまった浦島太郎は、あっというまにおじいさん、という話だ。
 この話の浦島太郎のように、やってはいけないと分かっていても、ついやってしまうと時がある。
 例えば、そのごみを捨てにゴミ箱まで行くのは面倒な時や、どうしても今すぐ手放したい時などがそうだ。
 確かに、ポイ捨てをしたくなることもあるが、『家とは、外から見るためのもではなく、中で住むためのものである』という名言があるように、ゴミの落ちていない住み良い社会を作っていくことが大切だ。

   講評   itoyu

 添削:9行目「ことだってある」→「こともある」、11行目「3日間すごした」→「3日間を過ごした」、16行目「やってしまうと」→「やってしまう」
 講評:ポイ捨てについて考えられました。今回は、2つ目の意見提示が少し難しかったと思いますが、うまくまとめられました。
 《2段落目》
 「ポイ捨てをするのは良くない」という1つ目の意見と体験実例。ポイ捨てでごみが増えることにより、どんな弊害が起こるのか例を挙げて考えられました。「害獣」という言葉は、漢字で見るととてもインパクトがありますね。
 《3段落目》
 「ポイ捨てをついついやってしまうこともある」という2つ目の意見と昔話実例。浦島太郎の昔話をユニークな語り口で引用して、「約束ごとをついつい破ってしまう人間の弱さ」を表すことができました。
 《4段落目》
 名言を引用して、「住み良い社会を作っていくことが大切」であると意見を総合化できました。一人一人のちょっとした心がけにより、快適な生活を送ることができるのですね。
                           

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