国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   除夜の鐘   いまの

 「ごーーーん・・・・。行く年来る年。」
私の今年のお正月は、香川県のおじいちゃん、おばあちゃんの家で年越しをした。毎年、お正月には香川に帰ることになっている。そして、私は今年はじめて紅白歌合戦を最後まで見て、行く年来る年を見ながら年越しをした。そして、除夜の鐘も聞いた。私は、除夜の鐘を鳴らすことは良いと思う。
 その理由は第一に、大晦日までの一年と、元日からの一年の区切りがつくからだ。私は昔大晦日の時に、母方の神奈川県のほうで年越しをしたときもある。そのときには、近くのお寺までいって、除夜の鐘をついてきた。小さいころだったので、鮮明に覚えているわけではないが、力一杯太い丸太を引いて離したときに、次の瞬間
「ゴーーーーン・・・・。」
というすごい音がして、驚いたけれど、とても頭がすっきりした。音はものすごくて、まるで空気の波紋が見えるようだった。そして、次の年だなあ、と思った記憶がある。一年の区切りがつくので、大切なことだと思う。
 第二の理由としては、日本の文化を継承することになるからだ。日本の文化で、お正月から考えてみると、私の頭に真っ先に浮かんでくるのはおせちだ。おせちを食べて、お雑煮を食べてこたつでごろごろしていると、新年だなー、と思えてくる。除夜の鐘も大切だ。私は毎年聞いているわけではないが、聞くと新年になった、日付が変わり新しい気持ちになった感じがする。こんなことも、日本にしかないことで、全て日本の大切な文化だと思う。
 確かに、除夜の鐘を鳴らしても煩悩が消えるわけではないという意見もある。しかし、「自分の心の内に持っていないものは、何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように日本の文化である除夜の鐘を形式的に聞くのではなく、様々なことを感じながら今年一年を振り替えり心の中で、気持ちを切り替える為に除夜の鐘を鳴らすのだと私は思う。だから私は、除夜の鐘を鳴らすことは良いと思う。これから私は、文化を心で感じながらつなげていきたいと思う。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 除夜の鐘についてしっかりと」「体験実例」を引き出しながら意見を考えることができましたね。「途中の感想」で気持ちがよく伝わってきましたよ。遅くなったのに出してくれて、新年から頑張っていますね!

 「書き出しの工夫」を「音」で始めた後の「状況説明」では除夜の鐘をついたときのようすを書けましたね。「是非の主題」では「私は、除夜の鐘を鳴らすことは良いと思う。」と、力強く挙げてくれました。「理由一」では「大晦日までの一年と、元日からの一年の区切りがつくからだ。」と挙げ「体験実例」として神奈川でお正月に除夜の鐘をついたようすをていねいに書けました。「驚いたけれど、とても頭がすっきりした。音はものすごくて、まるで空気の波紋が見えるようだった。そして、次の年だなあ、と思った記憶がある。一年の区切りがつくので、大切なことだと思う。」と素敵な表現で様子も書けましたね。「理由二」で。「日本の文化を継承することになるからだ。」と挙げられましたね。「こんなことも、日本にしかないことで、全て日本の大切な文化だと思う。」と「途中の感想」を書けていました。もう少し長めにこれがなくなってしまったら、と想像して書いても素敵ですね。 第四段落の「反対意見への理解」「名言の引用」「是非の主題」「これからの結び」へと、四つのステップをふんでかっこよくまとめられました。最後の「これから私は、文化を心で感じながらつなげていきたいと思う。 」といい表現が光っていましたよ!

 次は1月14日(木)に電話をします。「産業革命以来、機械は(感)」を読んでの意見文です。一月の暗唱長文は1.2.3にチャレンジして下さいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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