国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
感想文 きふつ
産業革命以来、機械は人々の生活を豊かにする打ち出の小槌の役目を果たすものだと思われてきた。しかし、考えてみるとわれわれの生活の大部分は生物的嗜好でよい悪いわ判断していることのほうが多い。それは、理屈ではなくて、生物的嗅覚とでも言ったほうがあたっているかも知れない。そのことから、人間にとっては、整った概観よりもなじみやすいことのほうが大事だ。
その理由のうちのひとつは、はじめはきれいに片付いているだけの部屋も、ある程度生活を続けることによって、ある程度散らかっているが、自分にとって過ごしやすい部屋へと無意識に変えていくからである。
そのほかの理由としては、整いすぎた環境は人間にとっては逆に過ごしにくくなってしまうこともあるからだ。前の段落でも述べたように、人間は自分の周りの環境を自分が過ごしやすいように無意識のうちに変えていくので、部屋を整理することによって一見すごしやすく快適な部屋に見えるかもしれないが、自分にとって過ごしやすい状態ではなくなってしまうだろう。
だが、一方で見た目がきれいであることを重視する考え方も多くある。確かに、多くの人が訪れる公共の場所のような場所は、見た目が大事だが、個人の空間にかぎっては、きれいに片付いているよりも、多少散らかっているぐらいのほうが過ごしやすいとわたしは思う。
講評 suman
きふつさん、こんにちは。「自分にとって過ごしやすい部屋」は「ある程度散らかっている」部屋だーこのことが、実は生物的嗜好や生物的嗅覚に基づいているというのは、おもしろいですね。散らかすことで、自分の臭いを付けたり、自分の縄張りだということを確認したりして、安心しているのかもしれませんね。
構成・主題はできているので、表現・題材の項目も考えて入れましょう。初めはヒントを参考にしてもいいですよ。
ともかく、少しずつでも毎週書いて、書くのに慣れていって下さいね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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