国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   どうして?   バービー

 ソフィーは自分が宇宙のある惑星の上をごそごそ動きまわっているということは知っている。でも宇宙とはなんだろう?なんであるのだろう?もしもソフィーがこんな自分に気がついたなら、ソフィーは自分自身をさっきの火星人と同じ位なぞめいたものとして発見した事になるのだ。この世界では何がありで何がありではないか、よく知らない。悲しい事に、私たちはおとなになるにつれ、重力の法則になれっこなるだけではない。世界そのものになれっこになってしまうのだ。私たちは子供のうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、私たちは大切な何かを失う。
 私は今でもそうだが、算数で分からないことがあるとすぐ母か父に聞く。しかし、私はいつも
「なんでここはプラスなの?なんでマイナスじゃないの?」
と聞いたり、
「別にここをこっちに変えたりしなくてもいいじゃん!」
と色々と聞く。学校でも分からない所があったら友達に聞くが、やはり私は、
「なんでかけるじゃないの?」
と聞き、友達は
「ここはかけるじゃないといけないの!!」
ととても私に呆れている。そして、ついこの前、
「ここはどうやって解くの?」
と聞いてみると、
「あーごめん、バービーちゃんに説明するのめんどくさいから他行って。」
と言われた。これを母と父に話したら、
「ははは、みんなバービーちゃんのこと呆れてるんだねー!」
と笑ってた。きっと母と父も友達の気持ちが分かるのかも知れない。なぜなら、私はいつも
「どうしてこうなるの?」
と聞いて、
「ここはこうしなきゃいけないの!!」
と父に呆れられ、怒られることがしょっちゅうあるからだ。
 この前私に教えてくれたが、母も私と同じ位の年頃、算数や数学で、
「なんでここはこうならなきゃいけないのかな・・・」
と悩んだ頃があったという。しかし、母はもう
「ここはもうこういうやり方しかないんだな!」
と思い、そんなに深く考えなかったらしいのだ。そして、母は
「パパはもうこういうことが当たり前になっちゃってるから別に深く考えなくてもいいのかもね!」
と言ってた。まるで、私が母の遺伝を受け継いだかのように。
 私はたまに、『誰がこんなややこしいやり方を作ったんだろう!』と思うときがある。そして、あまりにも問題が解けないと、たまに友達に答えを写させてもらう。でもやはり、『鵜の真似をする鳥、水に溺れる』というように、毎回人のものを写させてもらったら、失敗するので、今度は自力で理解し、なるべく自分で問題を解くようにしたいと思う。
 人間にとって不思議に思うこととは、とてもいいことだと思う。昔の人は不思議に思うことによって、色々とそのことについて調べ、有名になったのだから。なので、もしかしたら私たち一般の人たちでも、なにかに疑問、不思議に思うことによって有名になれるかも知れない。

   講評   takeko

 バービーさんは、「自分が知らないということを知っていて」「わからないことはあきらめない」人なんですね!(^^)。とてもいいことですよね。
「要約」とてもよくできました。
「前の話聞いた話」最初の話が、わからないことはなんでもすぐ聞くことでお友だちのあいだでも有名?なこと。そして「前の話」、ここがおもしろいですね! お父さんは、長文にあるように、「習慣」「とっくに学んでいる」「なれっこ」なのですね!まさに長文そのものなのがとてもおもしろいと思いましたよ。
「一般化の主題」これもおもしろい意見ですが、その前までの話、バービーさんが人にうるさがられるほど、わからないことは質問するところとも、結びつけておきましょう。たとえば、最後に「だから、私も質問をしつづける」などと入れるのです。
 人は不思議に思うことを追求しつづけることで、たしかに有名になった人もいるでしょうね! でも、有名にならなくても、少しでも疑問をといていくと、少なくともだれかの役にはたつでしょうね!
  

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