創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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寒い冬の朝 まーりん
「はよ、起きや!」
お母さんが大きな声を出してしん室に入ってきて起こします。私は朝起きるのが大きらいです。理由は、リビングまで行くのに寒いろう下を歩かなくてはいけないからです。ろう下はスリッパをはいていても冷たさが伝わってくるのできらいです。リビングは、だんぼうで温かいので、まるで沖縄へ行ったみたいです。
今日、学校に行く道の横にある用水路の水ががこおっていました。ほとんどこおっていて、まるで、スケート用の氷みたいにぶあつかったと思います。分団の中で、
「すごい! 水がこおってる!」
と、びっくりしていた人がいました。たぶん、水の温度はマイナス一度ぐらいだと思います。人がその水の中に入ったら体がマヒしてしまうと思います。この用水路には、小さな魚の集団と大きなコイが二匹います。この魚たちは、氷の下でどうやって生きているのかな?もし、魚も人間と同じにマヒしていたら、泳げなくなるのでかわいそうです。帰りにもまだ氷が張っていたので、石を投げて氷割りをして遊びました。でも、なかなか割れなくてその代わり石が割れました。滋賀県の北部は雪が積もっているけれど、私が住んでいる南部の方は氷が張るので、どちらもすごく寒いということがわかります。
お母さんに、朝はいつも何をしているのかインタビューをしました。お母さんは朝起きたとき、すぐリビングのストーブのスイッチを入れます。次に、ご飯をたきます。昨日の夜に洗ったお米を炊飯器に入れて、次の日の朝にたきます。だから朝、たきたてのおいしいご飯が食べられるのです。次は料理を作ります。毎朝の食事には必ず玉子焼きがでます。私の家ではさとうを入れません。しょうゆと味の素と、塩こしょうなので、ふ通の玉子焼きのさとうを取った味がします。次は着がえます。寒いので一分で着がえるそうです。私も朝、ゴミ出しと新聞取りの手伝いをしています。いつもコートなど上着を着ないで外に出るのでとても寒いです。でも、なれると何も感じません。やっぱりなれなのかな、と思います。新聞を配達してくれる人や、暗いうちから出きんしている人がたくさんいます。しかも、私と同じマンションに住んでいる六年生の人は、私がゴミ出しをして中へ入るとき、学校のかばんを持って出て行きます。京都の学校へ行くので約一時間は電車でかかると思います。こういうふうに寒い朝から出きんや新聞を配達してくれている人達は、たぶん、
「寒いけれど仕事をしなくては、お金が入らないからがんばらなあかんなあ。」と、電車などに乗りながら思っていると思います。そういう人達は文句を言わずがんばっているのでえらいなと思いました。私なら絶たい文句を言います。
暑い日の朝、つまり夏は、ふとんがタオルケットになってねる向きも反対になります。理由は窓から入ってくるすずしい風を頭にあたるようにねる向きを変えるからです。寒い冬の朝は、ふとんからなかなか出られないし、部屋が温まっているので、夏と冬のちがいは、そこに出ているのが分かります。服そうや太陽の位置がちがうので、夏と冬は全然ちがう所があっておもしろいです。
「今日は寒くなりそうだな。」
私は用水路ある氷を見て心のおくで思いました。
講評 inoko
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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