低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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庭は原始時代では おめか
庭園は、それ自体が造詣される空間です。建造物であり、彫刻であり、また音響の遊びもあります。眺めると同時に触れるものでもあり、静止していると同時にきわめて動的な相貌をもおびる。自然であり、また反自然でもあるのです。さらにその中にあらゆる芸実を総合して取り入れることができます。
私たちはもっと庭や公園を活用させていくべきである。
その方法として第一に、公園などの公共施設で色んな企画をしてみることだ。最近の公園は、小さな子どもが遊んでいたりお年寄りがゲートボールなどをしていたりする姿くらいしか見ないが、もっと公園をよりよく利用して、例えばフリーマーケットを企画して色んな人に出店してもらったり、そうすれば若い世代(20〜30代)がいつもは来ない公園に集まってにぎやかになったり、色んな人とふれあったりすることができるはずだ。
第二の方法として、もっと自然に重視して環境を整えることだ。遊具がただぽつんと置いてある公園を近頃よく見かけるが、昔、平安時代や鎌倉時代のときは、貴族の家限定なのかもしれないが、庭には必ず草花が生えていて、池もかなりの割合であったらしい。比べてみると、やはり現代は自然重視の環境ではなく、必要最低限のものだけを重視した環境づくりになっている。自然重視の環境をつくりあげれば、人間だけが利用しているのではなくて、他の動物や生き物も居やすい場所になり、にぎやかになるのだ。
確かに、公園や庭をにぎやかにさせることだけが利点なわけではない。静かにゆったりすることも1つの利用の仕方だ。だが公園や庭を静かな場所としてだけ使っていくのではなくて、やはり人が居るから成り立つ場所なのだから人がたくさん集まる方法を考えていくべきなのだ。だから、もっと庭や公園を活用させていくことが大切なのである。
講評 hira
頭の柔らかくてアイディアマンのおめかさんならいろいろアイディアが湧くのではないかな。頭の中に「公園・庭」とはのテーマがインプットされたと思うので、書いて終わりではなく、これをきっかけにどこかで立ち止まって考える材料にして下さいね。
■第一段落 要約 当為の主題
庭という文化一つとっても国によって異なりますね。積極的に活用していくべきと意見が述べられました。
■第二段落 複数の方法一 体験実例
公園などをイベントの場にしていくという面白い意見が考えられました。実際に見聞きしたことを入れながら、次の提案が考えられた。知人が「日本は箱物(ハード面である建物、公園建築など)にはお金をかけるけど、ソフトにはお金をかけない」と言っていたことを思い出します。この場合ソフトとは、フリーマーケットのような企画を指します。■第三段落 複数の意見二 歴史実例・長文実例
これも面白いね。確かにその通りだなあと思いました。古典に学ぶことは多いですよね。また、他の生き物に話題を広げたのもいい。この場合「自然を重視して」のほうがいいかな。
■第四段落 反対意見への理解 自作名言 当為の主題
「場所に届けるのではなく人に届けるのです」クロネコヤマトがCMでトキオに言わせていましたが、コンセプトが似ていますね(笑)。いいですよ。その場を使う人が大事であるということですよね。
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