国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   地球の明日を決めるもの   まーくん

 カラン、コロン。また一つ缶が捨てられた。私は毎日、一キロ弱の方道を自転車で往復している。その途中にいつもそれは置かれている。下水道の溝にはまって、位置も自転車のタイヤに踏まれている。誰にも拾われない。みんな知らないのか。私も捨てようとは思っていても、近くにコンビニがあるにも関わらず、見て見ぬふりをしている。自分は関係ないという心が、そういう行動を引き起こしているのだろうか。私は、ポイ捨ては良くないと思っている。
 その理由は第一に、ポイ捨てをしたり、それを見た人も、みんな良い気分になれないからだ。私が小学生だった時、通学路には、たばこやお菓子の箱、空き缶などがたくさんポい捨てられていた。特に梅雨のころになると、たばこのかけらを見ると気分が悪くなる。たばこの神と葉が、雨水によってふやかされ、変色しているのだ。そんなものが、道に百個ほど落ちているのだ。小学五年生の時、町内会のゴミ拾いがあった。僕もその時参加してみたら、何とたばこのポイ捨てが八〇パーセントを占めていて、残りの二〇パーセントが、農業用のビニールシートや、空き缶だった。ポイ捨てされたごみの総個数は一〇〇個以上だったので、私の住んでいるこんな田舎にも、こんなに捨てられていたのかと、とても驚いてしまった。ところで、なぜこんなにごみのポイ捨てが多かったのか。おそらく、ゴミ拾いをした道路、約一キロメートルには、一つもごみ箱がなかったこと、これが原因ではないだろうか。だからこそ、このようにして、町内会で、ゴミ拾いをすることはとっても大切なことだと私は思った。そのせいか、最近通学路では、たばこのゴミをあまり見かけなくなった。だから、これからもゴミは少なくとも出ていくのだから、ゴミ箱をできるだけ作ったり、ゴミにならないものを使っていくことが一番大切だと思う。
 第二の理由として、ポイ捨ては地球環境にも良くないからだ。皆さんは日本の年間ごみ排出量を御存知だろうか。PHPの一九九八年の調査によると、日本の年間ごみ排出量は五〇二〇トンで、なんと東京ドーム一三五杯分なのだ。しかし、これにポイ捨ての分もあるのだから、実際はもっと多いだろう。ごみはリサイクルできるものもたくさんある。例えば、プラスチックや、アルミニウムなどで作られたものは、まだまだ沢山の資源を含んでいる。しかしこれらは、自然界にいる微生物の力では、分解することはできない。つまり空き缶を捨ててしまうことで、まだまだ使える資源も無駄になってしまう。だから、できるだけ使い捨てのものを使わないようにしたり、使い捨ての珈琲館などもきちんと分別して捨てるようにしなくてはいけない。
 確かに、分別してゴミ箱にゴミを捨てることは面倒くさい。しかし、「問題とはそこにあるものではなく、自分が作るものである」という名言があるように、軽い気持ちで捨てた空き缶が地球の明日を決めてしまうかもしれない。だから私は、ポイ捨てをしないのはもちろんのこと、同級生にも、分別していない人がいたら、注意してあげたり、ゴミのことについて、いろんな人に伝えたいと思う。

   講評   mae

 いい清書が書けました。


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