国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   こつこつ   ちな

 人間には、普段からこつこつと努力する人と、普段はのんびりして何か起こった時だけ全力を出す人がいる。テストの日に学校に行くと、友達とクイズを出しながら余裕を持って対策をしている人もいれば、目の色を変えて教科書やノートを読んだり問題を解いている人もいる。私はどちらかと言えばこつこつやる方だ。人間は普段からこつこつやっておき、いつでも余裕を持って対処できるようにしておくべきだと思う。
 そのための方法として第一に興味を持つことだ。私は環境問題に興味がある。環境問題について知り、理解するために、図書館で環境問題についての本を借りて読んだりしている。何冊も読んでいくと、人によって環境問題への考え方が違うことが分かる。例えば、リサイクルは輸送や加工に燃料を使うため、資源のムダだと考える人や、バイオ燃料は穀物の値段の高騰を招くため、貧しい国の人々が食糧援助を受けられなくなると指摘する人がいる。興味を持っていると、これについて深く考えたくなったり、さらに調べてみようという気になる。興味があれば地道に努力を続けることができる。
 また、クリミア戦争で活躍した人物に、ナイチンゲールがいる。ナイチンゲールは貧しい人の支援や親戚の看病をしているうちに、看護に興味を持った。看護婦になりたいと思ったが、当時の看護婦とはだらしがないもので、そのことを家族に話しても反対されるのは目に見えていた。そこで、家族には秘密にしてこっそり勉強していた。後に、実際に病院に見学に行った時、この知識だ役に立った。家族に反対されても、興味を持っていれば、こつこつと続けることができる。
 第二の方法としては、ライバルをつくることだ。私の学校では、毎年三学期に持久走をやっている。私は運動が苦手だ。去年友達と競争して全部負けてしまった。今年こそは勝とうと思い、冬休みに練習を続けた。苦手な運動を続ける気になったのは、ライバルがいて、その子に勝ちたいと思ったからだろう。ライバルがいると苦手なことでも努力できる。
 また、「一瞬の風になれ」という本を読んだことがある。新二は連と勝負したかった。そのため、新二は登校する時に正しいフォームを身につける歩き方をしたり、自分で先生に頼んで、トレーニングのメニューをつくってもらったりした。そうして努力していくうちに、連とはりあえるまで成長した。ライバルがいることで、こつこつ続けることができる。
 確かに、普段はのんびりしておき、いざという時に全力を出すほうが合っている人もいるだろう。しかし、「上天気の日に、嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である」という名言があるように、いつ来るか分からない「嵐」に向け、努力しておくことで、余裕のある人生を送ることができるのだと思う。

   講評   takeko

いい清書になりましたー!!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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