低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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お正月 ひたえ
「明けましておめでとうございます。」
お正月の朝、家の家族、祖父、祖母、東京に住むいとこ達とその家族。大きな長い
テーブルに、全員すわり、口々に新年の挨拶をします。祖父母の家では、お正月の挨拶は全員集まったところで一番年下の人が、まず一番年長の祖父に挨拶をして、それから年の順に挨拶していきます。これは、京都風なんだそうです。これを終わらせてからおせち料理を食べます。あたらしい年の始まりです。
おせち料理を食べ終わったら、すぐに初詣に行きます。全員で11人もいるので、車三台で神社に行きます。神社はすごく大きいので、人がたくさんきています。わたしたちは、毎年そこに行っています。前もあまり見えない状態で、はぐれないようについて行きながら、たくさんの祠をまわりました。ここには、私が0歳のころから行っているそうです。
お正月のことを母に聞きました。昔の人は、「新年になると、生まれ変わる」と考えていたそうです。だから、お正月は、新しい服を着たり、身を清めるために、お屠蘇という薬酒を飲んだりするそうです。そして、しめ縄をなどをつけるのは、年神様を迎えるためのかざりだそうです。もちろんおせちにも、れんこんは「先がみえるように」、黒豆は「まめに働くように」、かまぼこには「紅白」、海老は「腰が曲がるまで長生きするように」、こぶまきは「喜ぶ」、たたきごぼうは「たたかれてものびるように」、数の子は「子孫繁栄」など、いろいろな意味がこめらています。お正月は、一年で一番おめでたい日なんだと思います。
お正月には、家族だけでなく、いろんな親せきがたくさん集まります。ふだんはめったに会わないのに、年に一度、お正月にみんなそろいます。同じ人なのに、毎年会うたびに成長していたりして、去年と同じお正月なのに、なんだか違う感じがします。今の人を見れるのは、今年だけなのです。来年には、また、同じだけど、違う人と会います。一年に一度。一期一会のようなものなのです。
「明けましておめでとうございます」は同じでも、また同じで違う人と会うと思います。
講評 hirari
暗唱をよくがんばりました。
イメージしながら暗唱していることがよく伝わってきます。
二月もこの調子でがんばってくださいね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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