国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   本質的な問題に   そへい

 人間が育つのに必要なものは、愛としつけ。子どもの頃に親から甘えられてばかりいると、将来その人はわがままになってしまう。しつけの厳しい家では小さい頃から子どもの就寝時間がきたから部屋に帰って寝なさいと、親は子どもに言う。こうして規律を教える。これはわがままにならない為の一つの愛だとも言える。こういうことの積み重ねにより、将来判断力の一端が育つと思う。昔はきちんと父親が善悪や礼儀を教え、家庭内の空気を感じさせ、人間形成の一端を担ってきた。最近の親は一生懸命子供たちのことを考えながら、育てていると、思っているが子どもの人間形成の大事な点は、人間的な愛情である。一生懸命でもすれちがいで本当の愛情を与えていないのである。子どもの成長には家庭での本当の愛情のあるしつけが大切だ。
 なぜ本当の愛情が必要か。第一の理由は、子どもは親から愛情のある根気強いしつけによって善悪を判断する力を身につけるからである。昔は親が子どものために一生懸命食事を作っていた。煙に涙を流しながら、朝ごはんを作るとか、手作りのシャツを着せる事で育った。今日は、弁当でも親が作るというのではなく昔と違って給食がある。そのうえ一般的には、家庭でお惣菜として早く食べられるよう便利に出来ている。子どもでもレンジで温めれば、苦労せずに作ることが出来る。このようにして、最近は、子どもが親の愛情を感じることが出来なくなってしまっている。
 第二の理由は、親から愛情を受けなかった子どもは、他人にも愛情を与える事が出来ないからだ。親から愛情を受けなかった子どもは、ぐれてしまい、他人の事がどうでもよくなってしまう。逆に愛情を受けた子どもは自分が成長できた理由が親の愛情にあると認識し、他人にも愛情を与えることができる人間になれる。そして、もちろん世の中では、他人に愛情を与える事が出来る人の方が周りの人からも好かれ、楽に生きていく事が出来る。
 確かに子どもにはそれぞれ生まれながらに持った素質というものがあるだろう。しかし、「ロバが旅に出た所ところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言があるように、親の愛情あるしつけがなければ子どもは立派な成長を遂げることは出来ない。

   講評   kira

 そへいくん、こんにちは。子どもは素直で純粋でまっ白な存在です。わがままでもあるでしょう。それを社会的に順応できるように躾けていくのが親の愛情ですね。
 子どもはそれを栄養にしてすくすくと育ち、考える力も身に付けるようになります。日常の基本的なことやマナーは、親が手本となったり、根気強く言い続けてくれることなしには習慣づかないと思います。愛情がもらえない例を挙げましたが、自分自身のことをふりかえると、親への感謝があふれてくるのではないでしょうか。
 また、そういった愛情が、その人が如何に愛にあふれた生き方ができるかに関わってきます。幼い頃の生育状況はたいへん重大で根本的な意味を持つのですね。本音のつきあいをのぞんでいるといったデータ実例も引用してみよう。
 たしかに生まれ持った素養はあります。教育の格差といった違いもあるでしょう。しかし、優しいだけでなく厳しさもあわせ持った家庭での教育がいちばん大切ですね。叱られても感謝ですね。


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