国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   きんちょうしたこと   ロールケーキ

 「○○!低くな!」
私はその一言で一気にきんちょうが高まった。それは五月のこと。市内小学校陸上大会でハードル選手になった私はきんちょうしすぎてくやしい思い出となった。
 順番で並んでいる時からきんちょうしていた。心の中でおちつこうとしてもおちつけない。体育教師の怖い先生も来ていた。みんな(前の人)が転ばずにうまくとんでゴールする。そして順番がきて名前をアナウンスされた時の同じ学校のみんなのかん声。そのせいで私のきんちょうは高まっていくばかりだった。先生から聞いた話だが、スタート直前、
私の顔は怖ばっていたそうだ。先生がその時、うなずいてくれたのがせめての救いだった。
ただ、あのゴールまで行けば終わるということだけ考えていた。
「いちについて、ヨーイ…パーン!」
スタートした。スタートダッシュに成功し、一位か二位になった。しかし、足がガクガクで思うように動かなかった。まるで言うことをきかないロボットのようだった。ハードルにつっかかって八人中六番という結果になった。ゴールしてもまだきんちょうはおさまらなかった。自分はあそこでひっかかってしまった、みんなの期待にこたえられなかったというくやしさが今もずっと残っている。
 きんちょうというものには種類がある。陸上大会の時は結果を出さないといけないというきんちょうである。もう一つは初めてのことできんちょうすることだ。私にとってそのきんちょうはジェットコースターに初めて乗った時のことだった。去年くらいだろう。友達と動物園に行き小さな遊園地でジェットコースターに乗ることになった。私は初めてでわくわく感ときんちょう感が八対二ほどでほぼきんちょうしていた。心臓がバクバクするクライマックスはゆっくりゆっくりのぼって、少しずつくだろうとしたそのしゅん間。私は思わずぼうを引っ張ってしまった。というのはきんちょうでおちたくなくて思わず手前にひっぱってしまった。もちろんびくともしない。いきおいよくおちている時はもう終わり…と思った。心臓のあたりがひっこぬけそうでゾワーッとした。友達はとなりで両手をあげて楽しそうにさけんでいる。おちているのはあっという間なのにとても長く感じたのは私だけだろうか。ただただぼうと友達のうでを必死につかんでいた。
 人にとってきんちょうする機会は多い。きんちょうを楽しむことが大切である。つまりきんちょうをうまく利用することが大切ということだ。もし陸上大会できんちょうがなかったらどうだろう。ただ練習の時のようにとんで終わりだ。きんちょうをのりこえて楽しむよゆうがあったほうがいい。
「ゴールだ。」
ゴールの白線をこえた時私の心臓はバクバクしていてきんちょうが体中にあふれそうになっていた。

   講評   onopi

 最後の書き出しの結びよくなりました。コツをつかむと難しくは感じなくなってくると思います。
 

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