国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   中身をとるか 外見をとるか   ノン

ヨーロッパにおけるリンゴの栽培は四千年を越える歴史をもっている。明治時代になえ木を導入した日本は百年をこえたばかりだ。こうした歴史の違いは大きな差をうみだした。欧米では、外観よりも味のほうを第一に考えている。それに対して日本では外観にこだわりすぎていて、見た目のほうが大事だ。
 私は、人にたとえて考えてみた。中身は性格、外見は顔にした。
私のクラスには顔はそんなによくないけれど性格がとてもいい子と、顔がいいけれど性格が悪い子と顔も性格もよい子がいる。この三人のなかで席がとなりになりたいと思う子はいるか。ふつうだったら顔も性格もいい子を選ぶだろう。でも、顔も性格もよい子がいなくなたとすると、私はどちらを選ぶのだろう。もしかしたら顔をとってしまうかもしれない。
 私は果物でも 
「あっ、おいしそう。」
と思って外見のいいものを買ってしまいそうだ。母はどうだろうと思って聞いてみた。すると、
「私だったらおいしほうをとるなぁ。いくら汚くてもね。」
という答えがかえってきた。
 このように人によって考え方はちがうが、私は見た目にまどわされそうだ。にんげんにとって外見とはそんなに必要のないことだ。
これからは、見た目にまどわされずに中身をとって生きたいと思う。

   講評   inoko

 ノンちゃん、こんにちは。
中身が大事か外見が大事か。中身で勝負とか外見より中身が大事であるとはよく言われることですが、外見も悪いよりいい方がいいものです。また、外見から中身を判断することは難しいですから、よけいにややこしいことになってきますね。
ノンちゃんは、まず人間について考えてみたのですね。どのクラスにもこの三つのタイプの人間がいるものです。ではどの人と仲良くなりたいか。人間関係には相性もありますから、一概にこうだという結論は出ないかもしれませんが、人間の内面の良さはじっくり付き合ってみなければわからないものですから本当に難しい。私だったらどうだろうかと考えてみましたが、この年になると、どのような人とでもそれなりに付き合うことができるので、どの人とも親しくなれそうかな。
次に果物。これまた難しい。見ただけでは味がわかりませんから、見た目に惑わされて失敗することも多いものですね。ノンちゃんのお母さんは、おいしいかどうか見極める目を持っていらっしゃるのでしょうね。



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