創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
緊張したこと しずえ
僕は6年生の時、「6年生を送る会」という発表会でピアノの演奏を
任された事がある。ステージに向かう時は緊張がすごくあったと思う。
まあ、その時は何を考えていたか忘れてしまったのだけど、
「ミスしたらいけない、イケないんだ」
これだけは、鮮明に覚えている。いざ、弾こうとすると指が動かせない。
自分の体が一気に熱くなり風邪でもあるかのように思えた。しかし、や
らないといけない。そう思った時、ふっと指が軽くなった。そのとき、
指が勝手に動き始めたのだ。意味が分からなくて、ゴチャゴチャになっ
ている、自分の頭。まるで、宇宙空間にいるようだった。
しかし、発表が終わったら、どうだ。頭の奥のモヤモヤがふっとき
えて、代わりに清らか100%のスッキリが脳内全体を駆けていた。すごい
快感を覚えた。人々は、このような快感を求めるのではないか。ある会社
で、プランを任される。一生懸命に仕事をする。結果、達成感と報酬を
貰う。報酬はどうでもいいのだが、達成感は特に重要である。だんだん
と積み重ねると、習慣や技術を得ることが出来る。当然、一回だけの体験
も必ずある。その時、今まで溜めて来た技術を発揮する時なのだ。緊張は
「上手くいくだろうか。」などの、不安が高まっている時なのだ。だから、
それを乗り越えると緊張するだけ同じ量の達成感が返ってくる。
だから体験は積んでおく必要があると思う。今まで解けなかった問題
が解けた、というような小さな達成でもいい。塵も積もれば山となるとい
うように、いつか自分の全てを出す時がくる。僕もその時が来るまでに、
たくさん経験を積んでいきたいとおもっている。
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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