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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   福の招き入れ方   あまぐり

「パチ、パチ、カラ、カラ。」
 「福を呼び込むぞ!」「鬼は外!」「福は内!」2月の節分を迎えた。豆まきだ。僕は何気なくきまった台詞を言いながら豆を投げていた。「ん?何で豆を投げるんだ?」僕はその時疑問に思った。豆を投げると福を呼び込めるの? なんで豆なんだろう? 豆に何か力があるのか疑問に思った僕は、少し調べてみた。まず、穀物や果物には邪気を祓う霊力があると考えられ、豆の持つ霊力で鬼を追っ払い、福を呼ぶのだそうだ。僕はこの文を読んで「何!豆じゃなくていいんじゃん!果物もOK」なの? 少し裏切られたように思った。まぁ、豆まきをすることによって効果はやっぱりあった。福を呼び込み鬼を追っ払う。今の節分は豆まきだけではない。関西地方の伝統だった恵方巻きというのも一般的になっている。恵方巻きというのは恵方。(その年に良いとされる方角)を向いて一本の太巻きを食べるのである。その恵方巻きを食べるのにどの家族も苦戦しているだろう。その理由として無言で食べつづければならない。笑ってはならない。一本丸ごと食べるのでのどに詰まってしまったら大変なことになってしまう。僕の家族はその恵方巻きを今年も食べた。「いただきます。」母親がそう合図し、僕の家族がいっせいに食べ始めた。僕が選んだ恵方巻きは海鮮恵方巻きだ。中にえびなどの魚介類が入っている。今年の方角は西南西。僕の家ではテレビがおいてある方角だ。食べ初めて静かな時が流れる。恵方巻きは太くて長くて食べにくい。中身がこぼれてテーブルの上は大変な状態になっていた。「う、う、、、、」やべぇ、詰まったよ。自分の心の中でそう叫んでいた。僕は母親の方を見て、胸をたたき、つまったからお茶をとって。という合図をした。母はまたぁ?というような顔で僕を見た。実は以前もこのような状態があったのだ。僕は母が取ってきてくれたお茶を勢い良く飲んだ。ふぅ、やっと納まった僕は声に出さずに母にありがとう、という合図をした。僕は恵方巻きを笑いながら食べてはいけないということを知っておきながら兄を笑わそうと試みた。わざと兄の方をじ〜っと見た。すると兄もじっ〜と見てにらめっこ状態になった。5秒後に変化が起きた。兄が急に「ぶっ、」と笑い出してしまった勝者は僕。兄を笑わすことができた。(少し悪い試み)が成功した。豆まきではないがまた疑問が浮いた。なんで恵方巻きって小さくして食べちゃいけないの?何で一本丸ごと食べるの?僕は何気なくテレビで「クイズ雑学王」という番組を見ていた。その時は節分のことを大きく取り上げて番組を進めていた。あるお題が出た。「恵方巻きはなぜ包丁で切って食べてはいけないでしょう?」僕の疑問がちょうどクイズで出た。僕はテレビに釘付けになり見ていた。正解は、恵方巻きは福を呼び込み願い事をかなえるもの。それを包丁で切るとご縁が切れてしまい、効果が無いと言うものだった。へぇ、とそうなんだ。と思った。いろいろ深いんだなぁと思った。
 節分とは福を呼び込み邪気を払う日本の伝統的な行事である。僕はこの節分という行事を毎年欠かさず行っている。だから福が多いのか?僕はこれからも笑いながらすごしたり節分を欠かさずにやって福を招き入れたい。人間にとって節分とは福の始まりである。
 「パチ、パチ、カラ、カラ。」チュン、チュン。僕が撒いた豆を小鳥が食べている。小鳥にも福が訪れたようだ。

   講評   jun

 読解問題にもじっくり取り組んで、納得のいくまで考えているところが立派です。
 3月もがんばっていきましょう!
                            

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