国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1875 今日2134 合計49698
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   清書   うずら

 著者は、大学生の時のアメリカ人講師による会話のクラスにはどうしてもなじむことができなかった。その主な理由は、講師の「笑顔」にあった。その後、著者はアメリカへ行き、アメリカ人は実に意識的な人々だと知った。明確な価値観を持ち、一瞬一瞬を選択し、行動に移す。笑うべきだと思うから笑うということだ。たとえ一番気が抜けるはずの家庭でさえ、意志の力で支えていかなければあっという間に瓦解するという厳しい認識が、日常の些細な行為の背後にも痛いほどに感じられる。現実は厳しく、それを乗り越えるためには強靭な意志力と行動が必要なのだ。笑顔は理解不能な他者とのコミュニケーションの方法なのだ。私は無理をせずありのままの自分で生きていきたい。
 そのためにまず大切なのは、周りに対する思いやりの気持ちを持つことだ。私の母は、たまに寝不足で、不機嫌になる。その時私はなるべく母に間違ったことを言わないように気を使う。お皿洗いや夕飯の片付けもする。母が風邪を引いたときは、寝込んでいる母にお水を持っていったりと気遣いをする。後で母が怒るのが恐いというのもあるが、「早く機嫌が良くなるといいな。」、「早く元気になってほしいな。」という心もきちんと持っている。周りに嫌な思いをさせないために笑顔でいるのも思いやりの一つである。私の友達が不機嫌な顔をしていると自分まで嫌な気分になってしまう。友達が笑っていると自分も自然に笑顔になれることがある。周りの人は大切にするべきだ。
 第二の方法は小さいころからできるだけ多くの人と触れ合うことだ。私は小さい時から色々な国の人と触れ合う機会があった。外国の人とだと、表情などでは感情が伝わらないことがよくある。自分の感情はきちと言葉で伝えないと、相手を混乱させてしまう。エリザベス女王は幼い頃に、母親からはなされ、国王とも離れて暮らしていた。彼女は勉強が大好きで、色々な言葉を話せた。地味なドレスを好み、ひかえめで気立てのよい彼女は、多くの国民に愛されていた。彼女は反乱に加わった疑いで、二ヶ月間ロンドン塔に入れられたことすらある。彼女は小さい頃に苦労をしたので、平等で、とても優しい人だったと言われている。彼女は、戦争のときも、なるべく国民を守れるようにした。きっと彼女は小さい頃に苦労し、色々な人と触れ合ったことで、多様な価値観を知り、平等で心優しい、人々に尊敬される女王になったのだろう。
 確かに、周りを気にして空気をよむことも大切だ。周りにいる人が悲しんでいるのに、楽しそうな顔をしていたら、周りに嫌がられてしまう。私の母が不機嫌なときに、よく私の兄は、火に油を注ぐような発言をしてしまう。昔、私の兄は、母が不機嫌なときに、「ゲームしていい。」と尋ねてしまったことがある。私は心の中で「もっと空気をとんでくれ。私まで巻きぞえになってしまうじゃないか。」と思った。結果、兄は母に怒られ、私はいないふりをするはめになった。空気をよむことは周りに迷惑をかけないためにも大切だ。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きた通りに考えるようになってしまう。」という名言があるように。周りを気にしすぎると、自分の考え方が無くなってしまう。やはり、私は無理をせずにありのままの自分で生きていきたい。

   講評   hutu


3月1週は進級テストの週です。しっかり長文を読んで、できれば似た話を見つけておいてくださいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)