創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分の意味   ひよこ

「おにはー外。」
二月三日、節分の日。私は毎年マンションに住んでいるにも関わらず、まめまきをする。まめまきは、まめを投げておにを追いはらう行事。ある地方では、おにがかわいそうだ、ということで「おにもー内」という地域があるそうだ。
 私の学校での節分行事といえば、給食である。特別な給食で、全校児童、みんな楽しみにしているだろう。定番のまめはもちろんのこと、私の学校では恵方巻がでる。恵方巻といっても、のりとす飯の上にきゅうり、かんぴょう、なっとう、たまごなどをまく、言わば手巻きずしのようなものだ。年の数に関係なく、まめを友達からもらって食べていたのは、私だけではなさそうだった。
 私の給食にも出てきた恵方巻は、節分に、その年の良い方向(恵方)を向いて食べるとえんぎがよいとされている太巻きのこと。今年は西南西だった。恵方巻はだまって食べるということだったが、私はいつもつい、しゃべってしまうことが多い。母から聞いた話では、恵方巻は大阪で昔(江戸時代)から始まり、一度なくなったが、一九九〇年代再び復活。全国に広まったらしい。だから、母や父が子どもだったころには、恵方巻は食べなかったし、知らなかったそうだ。恵方巻は最近全国に広まったと知り、私はとてもおどろいた。
 しかし、節分とは何なのだろう。なぜ『節分』というのだろうか。節分は季節の変わり目、という意味。季『節』を『分』ける、ということなのだ。だから節分の次の日、四日は立春。春になる。
「あれ。何でおまんじゅうがあるの。」
これは私の二月三日のセリフ。
「ああ。それは『やく年』の人が節分の時、やくおとしのためにおまんじゅうを配るんだよ。節分に年をとる、という考え方かららしいよ。」
それは初耳だ。でも、やくを落とすためにおまんじゅうを配るなんて変だなあ、と私は思った。
 実を言うと今年、私の家族は恵方巻を食べるのに一所懸命で、まめまきを忘れていた。だから二月四日にまめまきをしたのだった。来年こそは、まめまきを忘れないぞ、と思った。でも『来年のことを言えばおにが笑う』ということわざがあった。私は、節分には色々な行事があり、一つ一つに意味がある、ということが分かった。「福はー内」とそうなるように願いながらさけんだ。

   講評   kaki

清書、「もしも」の作文、読解問題と、よくがんばったね。感心しました。
「もしも私が政治家になったら」の作文は、筋道の通った展開になっていて、読み手に、学校の仕組みを変えたいという気持ちがしっかり伝わってきました。考え方もしっかりしていて、ひなちゃんみたいな人に将来の日本をまかせたいと思いました。とてもレベルの高い作文です。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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