国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   子供時代   おのそ

 学童のあそびには多くの想像力や抽象思考力がはいってくるからきわめて多彩なものになる。低学年ではとくに「何なにごっこ」がさかんになる。ボールあそびなどというものは、小学校の上級になるほどチームを組んで、ルールを守るという本格的なゲームのかたちをとるようになる。五歳ごろまでは、ルールは少しも強制されたものとは子どもに感じられず、いわばただおもしろいモデルとしてうけとめられる。五歳以後になるとルールは神聖でおかすべからざるものとして感じられる。ルールは大人がつくったもので、永久にそのままつづくものと子どもは思うので、ちょっとでもルールを変えようとすると重大な違反、という印象を子どもに与える。第三の最終段階になるとルールに従うのは集団に忠実であるためで、もしルールが望ましくないとなれば、皆で相談して変えることもできるのだ、というように考える。このような考えのもとで行われるゲームをピアジェは「自律的ゲーム」と呼び、それ以前の「他律的ゲーム」と対比させている。  子供の成長には、遊びが欠かせない。小さなときは、遊びを自分で作り出し、創造する。「何とかごっこ」である。箱に入って、「僕らは車の運転手だ、運転しようよ」、という風に自分で創造し、作り出して遊ぶ。ボール遊びなどもするが、ルールは特に決まっていなくて、ただの1つの例、という風に扱われる。これは、自立的な遊びである。女の子たちのおままごとや、また、積み木などで建物を作ったりするのもそうである。僕などは、「カプラ」で、電車の線路や道路を作って、そこに模型電車を走らせたり、ミニカーを走らせたりした記憶がある。特にルールはなくて、自分でこれはああだ、あれは建物だ、と、何もかも自分で考えていたと思う。(自分の昔話の実例) また、少し大きくなって、5,6歳くらいになると、ルールががっちりと決まってきて、ルールは大人の決めたもので、神聖にして侵すべからず、となってくる。野球やサッカーなど、ルールで縛られたものをやり始め、ルールは破らない、ということが鉄則になる。   しかし、小学校5,6年ぐらいまでなると、ルールは絶対ではなく、どうしても気に食わなければ、みんなで話し合って変えても良い、という大人の考え方になる。前者は他動的な遊び方だが、大きくなるに連れて遊びが自動的になるのである。 遊びの中で、子供は多くのことを学ぶ。確かに、勉強も大事だろう。勉強しなければ身につかないこともある。計算ができなかったりしては買い物ができないし、、しつけはしっかりしていないといけないし、教育がなっていなかったら、どんな大人に育つか分からない。勉強しないと身につかない、生きていくのに必要なことも沢山ある。子供が育つのには、遊ぶことも、学ぶことも大切だ。しかし、大事なのは、遊ぶか、学ぶかではない。遊ぶことの中にも、勉強することの中にも、子供時代にしかできないことが含まれている。大切なのは、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言もあるように、子供時代にしかできないことを、十分に経験することだ。(総合化の主題)

   講評   nane

 要約はしっかりできたね。
 再送信すると改行が消えてしまう(バグ(^^ゞ)。清書のとき直しておいてね。
 体験実例のところは、具体的なエピソードをひとつ入れても面白い。書くことがたくさんあったので、ちょっと説明的になってしまったかも。
 「子供は大人を小さくしたものではなく……」の名言は、ぴったり。
 実例2は、社会的な話を入れてもいい。特に、読書から得た知識実例を入れると、幅が広がるよ。
 今回、森リンの点数が意外に低かったのは、具体的な事実が多く、そのかわり考えて書く部分が少なかったせい。これは、テーマのジャンルによっても変わってくる。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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